犬の訓練から学ぶ作文のオンとオフ
訓練のオンとオフ
犬の訓練を習っています。
「訓練を習う」という言葉に違和感を覚えますが、これ以外に思いつかないのでお許し下さい。
訓練モードとオフモードを分けるように、先生から言われました。それは、
- 訓練に行く日
- 行かない日
であるし、毎日の生活の中で、
- 今、訓練
- 今、オフ
というような感じです。

「座れ」ができた

手に持ったおやつを離してもハンドラーを見ている えらい!
なぜ、訓練のオンとオフを分けるかと言ったら、犬も人も訓練に集中して全力を出すためです。
犬の訓練で全力を出す時はいつか、と言ったら
- 犬のマナーを身につけた暁に、お出掛け先で飼い主と犬が同じ時間をストレスなく楽しく共有する時
- 競技会に出る時
このふたつかな、と思います。
そう。
競技会に出ます。
オプデスと言って、犬の教育社会化推進機構でおこなわれる競技会なのですが、まずはおやつありの一番初級の競技を目指します。前の犬は娘がハンドラーでしたが、今度は私がハンドラーになってみる予定。
それには、毎日の訓練が必要です。と同時に一緒に生活しているのでオフの時もありです。
作文のオンとオフ
作文にもオンとオフがあります。
子ども達は、いや、大人も自然に使い分けています。
そして、使い分けることで作文力が上がります。
子ども達は、先生に出す作文は、念を入れて書いています。
- 先生に怒られないか
- 友だちのことを書いてしまって問題にならないか
- 漢字を使えているか、文字が汚いと言われないか
これらのチェックポイントをクリアした作文が提出されます。
面白くない作文になることが分かっていても、一生懸命考えて仕上げます。
ところが、自分だけのノートに好きに書く子が多くいます。
このノートには、自分の本当の気持ち、文字もきれいとは言えないけど、思ったように自由に書いた、誰にも見せない自分だけの作文が書かれています。
提出する作文を「オン」とすると自分のノートの作文は「オフ」です。
オフで自由に書くことが大切
「オフ」で自由に書いていると、「オン」の時、相手(先生など)に満足される作文を書く「テクニック」が自然に身に付いていきます。
先生に提出する以外にも、志望理由や小論文などは、多くのテクニックを駆使して仕上げなければなりません。自分の考えはあって当然。その上でのテクニックです。
このテクニックを使えるようになるには、オフの作文で本当の気持ちや自分の考えをしっかり出して、自覚しておくことが大切です。
オンの作文に苦労しないようになるには、楽しく自由に書くオフがあるからです。
オフの作文をたくさん書く経験を積んでおくことが作文を自由に操ることができるコツではないでしょうか。
犬の訓練もオフの時は楽しく、いや、言うこと聞かなくて怒鳴ってるときもありますが、家族として色々な経験を積むのがオフだと思っています。

ハンカチを見つけて追い回されているところ。怒られると分かっていて咥えている。そして、追い回して犬の思い通りになってしまう。かわいい「オフ」の時間
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話を聞くだけの内容なので、作文に強い苦手意識がある場合でも気軽に受講して頂けます。
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