「今日は」で始まる日記はあきた方におススメの簡単で内容が濃くなる書き方

投稿日:2018年10月27日 | 最終更新日:2021年8月1日

「今日は」で始まらない日記の書き方はありますか?

子どもに日記を書かせると 「今日は」から書き始めませんか?

例えば、

今日は、学校に行きました。

1時間目は体育でした。おもしろかったです。2時間目は算数でした。むずかしかったです。

給食はカレーだったのでおいしかったです。

帰ってきてからご飯を食べました。またカレーでした。

朝から起きた出来事を順番に書いていきます。

間違いではありません。

記録ということであれば、大人である私たちもこんな風に書きます。

 

しかし、ママたちと話をすると

「つまらないんです。日記が」

とおっしゃいます。

 

特に、「今日は」で始まる日記は面白くないという意見が多いです。

だったら、「今日は」を使わなければいいのではないか、ということで

いいことを思いつきました。

 

子どもは過去を振り返るのが苦手だから「今」を書かせる

子どもという生き物は「今」を生きています

それは、過去を振り返ることが苦手ということがあります。

読書感想文を書くための本を読んだ時に、今読んだばかりの本の最初を忘れていて

我が子ながらショックを受けたという話も聞きます。

でも、それは、子どもの特長のひとつなので仕方がないです。

 

 

だから、「今」を書かせるのです。

今、どう感じている?どんな気分?

と質問します。

 

 

すると、上記の日記を書いた子なら「もう、がっくりだよ。」と言うのではないでしょうか?

 

そうしたら、「もうがっくりだよ。」と1行目に書かせるのです。

 

 

「続きを書いてごらん」と言うと、なぜがっくりなのか、何が起こったのか、自然に言葉が出てきます。

今の気持ちを書くだけで、過去を自然に振り返ることができます。

例えばこんな感じ。

「もう、がっくりだよ。」

夕飯のカレーを見て、ぼくはがっくりきた。カレーは好きだけどなんで今日に限ってカレーなんだ。

だって、給食だって大盛りでカレーを食べてきた。お母さんは今度夕飯を作るときは献立表を見てほしい。

給食と同じ夕飯はこまる。でも、こんなこと言ったらお母さんに怒られるかもしれないからちょっと心配だ。

 

いかがでしょうか?

 

コツは内容をひとつにしぼること

短いですが、

  • 「今日は」で始まらず
  • 気持ちが表れていて
  • 内容がひとつにしぼられている

 

【内容がひとつにしぼられている】ということは重要です。

 

最初に例に挙げた作文はたくさんの内容が含まれています。

  • 学校に行ったこと
  • 1時間目は体育で面白かったこと
  • 2時間目は算数でむずかしかったこと
  • 給食はカレーでおいしかったこと
  • 家でもまたカレーだったこと

短い文章なのに5個も内容が詰め込まれています。何度も言いますが、記録だったら良い書き方です。

 

 

 

でも、気持ちが表れていて、読んで面白い日記とは言えません。

読んで面白くするには、ひとつの作文にひとつの内容であることが重要なのです。

新聞投稿に掲載される子ども達の作文は、まさに、ひとつの作文にひとつの内容になっています。

 

 

 

 

 

この書き方は45分間で5つも作文を書けます

「カギ括弧の作文」と呼んでいるのですが、この書き方を教えたところ

45分間で5つも作文を書く子が現れました。

おまけに、内容も濃く、面白い。

カギ括弧を使うことで、内容が自然にひとつにしぼられるのです。

 

 

そして、書いている子ども達はとても楽しそうです。

 

 

お家でも簡単に試せますし、ママもぜひ一緒に書いてみてください。

楽しいですよ(^^)

 

 

 

 

岩下作文教育研究所  岩下春江

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