【開催レポ】作文講座は楽しみ!&行くの嫌だな~2019/5/27SRカルチャー
「心に浮かんだことが一番!」と言ったはずが
このクラスは第1クラスなので、4月に引き続き2回目の講座。
実は、4月の初回の講座が終わった帰り道、後悔して生徒さんに手紙を書きました。
私がいちばん大切にしていることは、「心に浮かんだことが一番大事だからそのまま書いてね」ということです。
なのに、初回、書いた作文を【直して】しまったのです。
直すと言うことは、場合によっては、【心に浮かんだこと】を否定することになります。
否定された、と思った生徒さんもいるのではないか、と反省しました。
でも、初回にもかかわらず、生徒さん達は、良い作文を書きました。もっとこうすれば伝わるのに!という気持ちが先走り、【付け加えて】とか【順番を直して】など指示を出してしまいました。
「ごめんなさい」「大丈夫です!」
今回の2回目の講座でもおわびしました。すると、「大丈夫ですよ!」「気にしてないです!」と生徒さん達が応えてくれました。
お詫びのハガキに返事を書いてくれた生徒さんもいました。
とても嬉しく読ませて頂いたので、お返事をすぐにしました。
言いたいことがガンガン出始める
この日は、「カギ括弧の作文」ということで、日記も行事もこのワザでどんどん書ける、ということを伝えました。
まずは、今の気持ちから書き始める短い作文を書きました。
すると、1行目が
「作文が楽しみ!」と書いてくれる子がいると思えば
「作文に行くのがめんどくさかった」と反対の意見を言う子もあり
「書くことがうかばない」も出てきました。
面白い。
子ども、ひとりひとりがまったく違う考えが出てくるのが、本当に面白いです。
「書くことがうかばない」
は、子ども達はよく書きます。書くことがないなら、まず、その気持ちを書いてもらいます。どうして浮かばないのか、または、なにか引っかかることがあるのか、理由を探ってもらいます。
筆が進まない時は、隣で質問をしながら、私が書きます。
少し書いてあげるだけで、きっかけがつかめてどんどん書き進めていきます。
今回、「書くことがない」の作文、3部作ができあがりました!
三つの作文全部が「書くことがない」がテーマでした。
それもありです。書くことがない割に、作文が三つも書けているんですから、面白いですよね。
素晴らしい!
「それって個人情報ダダ漏れ!」
話をする中で、新聞への投稿をオススメしました。たくさんの人にほめられること、自分の実績になること、学校でも話題になることなど、メリットがたくさんある、ということを伝えました。
投稿するには、学校名、学年、年齢、氏名を公表しなければなりません。
すると
「それって個人情報ダダ漏れじゃん」
つぶやいた子が。。。
連動して、なんだかクスクス笑っている子ども達。
個人情報という言葉自体に面白さを感じているのかな、と思わぬ反応に面白くなりました。
次は、「個人情報」について考えることというテーマになるかもしれませんよ。
ちなみに、新聞投稿では、個人情報を公表してもいい、と納得するから投稿するわけです。
名前も学校名も出したくなければ、投稿はオススメしません。ですが、中には「ペンネーム可」というものもありますので、探してみて下さいね。
そもそも、新聞などの公の場に自分の意見を述べるというのは、自分の発言に責任を持つということでもあります。
SNSは本名がなくても、どんな意見もつぶやけますが、新聞の場合は、「本名」を指定している場合が多いです。
それは、やはり、読む人が傷ついたり、嫌な気持ちになったりする意見は言わない、という大前提があるからです。
子どもの投稿は、「良く書けたからみんなに読んでもらいたい」というものだったら挑戦してみるといいと思っています。
子どもによっては「この作文は発表したくない」というものがあります。それは自分のために書いた、ということで無理に発表する必要はありません。
でも、たくさん書いていくと、「読んでほしい!」という名作が書ける時があります。
その場合は、ぜひ、投稿に挑戦してほしいと思います。
個人情報は出ますが、良いものは発信しなければ、世の中は良くなりません。
やっぱり、そのうち「個人情報について」の作文を書いてもらいたいです。小学生が「個人情報」という言葉についてどんなイメージ、認識を持っているか知りたいです(^^)
岩下作文教育研究所 岩下春江
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埼玉県川口市柳崎5丁目
川口市立在家小、前川小、鳩ヶ谷小、
青木中央小
さいたま市立大牧小、向小、芝原小
白岡市立篠津小、
開智小、埼大付属小等の
生徒さんが通っています。
修学旅行、卒業文集など
お子さんの言葉で
お子さんの気持ちが表れた作文の
お手伝いができます。
出張ご希望も承ります。
海外在住の方、遠方の方は
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