運動会の作文どう書かせますか?~イベント作文の書き方~
投稿日:2017年5月29日 | 最終更新日:2020年10月5日
子どもの本音を言葉に変換
感じて考えて書ける子に
岩下作文教育研究所 岩下春江です。
週末、運動会だった方、お疲れさまでした。
そして、今日、月曜日は代休の代わりに「運動会の作文を書いてきなさい」
と宿題が出たのではないでしょうか?
▼色が白と赤だけという学校は今や少ないですね。三色とか四色になじめないのは、私だけ?^^;
子ども達はどうやって書きましたか?
- 朝、あまりにも嬉しくて早く起きてしまったこと。
- 徒競走で1位を取れたこと。
- 自分の組が優勝したこと。
- 反対に負けてしまったこと。
などなど、ネタが尽きないのがイベント作文です。
1日中体験や感動だらけなので、そんな大量なネタからどうやって作文を書いたらいいんだろう
子ども達は、悩みます。
なので、一日のできごとを順番に書いていく方法が多く見られます。
でも、書いた本人も親御さまも
「面白くない」
と思っている。
今日、一緒に運動会の作文を書いた子は、
「台風の目」の競技のことだけを書きました。
- なぜ心に残ったのか
- なぜ楽しいのか
- ドキドキしなかったのか
- 終わってどんな気持ちになったのか
などなど、私には聞きたいことがたくさんあったので
聞きまくりました。
- 待っている時はドキドキしていたこと
- 練習の時はずっと勝っていたのに本番に限って負けて、とても悔しかったこと
- 最後のまとめは「みんなとできたから心に残りました」
とだいたい3つのまとまりを作って、400字程度の作文になりました。
もちろん!運動会一日のできごとの順番ではなく、自分の気持ちを自分の言葉で書けました。
「今日、楽しかったことって何?」
と聞いてみると、子ども達はいくつか言います。
その中で一番って何だろう?と聞いてみます。
だいたい、一番最初に言ったことが、一番心に印象に残った出来事のことが多いですが
感じたこと、考えさせられたことは最後の方かもしれません。
朝から時系列に沿った日記から違うものを書いてみたい時は
たくさんの出来事の中から ひとつを選んで書く方法
お試しください(^^)
気持ちが表れた運動会の作文の書き方のポイントはこちら
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「今日の運動会はどうだった?」と聞いてみる。いくつかあがったらその中で「どれが一番?」とさらに聞いてしぼる。だいたい、最初に言った言葉が一番心に残っていること。
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ひとつにしぼったら、気持ち、どんな様子だったか、思っていたことと違うことはあったか聞いてみる。例えば、練習ではできなかったのにできたとか、どんな気持ちで競技をしたかとか。
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子どもが話したことをどんな順番で書くかメモをして、書き始める
お子さんの話をとことん聞いて、お子さんの気持ちが表れた作文を書くお手伝いをしています。
「我が子らしい言葉で気持ちが表れた作文に仕上がった」とご感想をいただいています。