祝!日台文化交流 青少年スカラシップ優秀賞~台湾の親切を洗濯板とあんみつとチョコパフェで解明した作文~

初めての賞を狙っての作文

昨年(2018年)11月末、「日本と台湾についての作文を書いて応募したいから、指導して欲しい」とのご依頼を受けました。

今までは書いたものが
「新聞に載りそうだから挑戦してみて!」
と生徒さんに応募をお勧めするパターンでしたが、今回は最初から賞を狙っての挑戦。

これは、必ずや賞をとらせるように気合いを入れねばならない、と緊張しつつお受けしました。



自分が応募する時は、掲載を狙って書きます。今まで自分が書いて投稿したものは、すべて狙っています。以前は、「掲載されるな」と思ったものは、ほとんど採用されていました。

これは、自分をコントロールして可能になることです。でも、お子さんを賞に導くようにコントロールできるのだろうか・・・正直不安がありました。



きっかけは特賞の台湾旅行でもいい!

どうしてこの賞に応募しようと思ったか聞くと

「特賞を取ると、タダで台湾に行けるっていうから!」

嬉しそうに話してくれました。
はっきり、ここまで言える子どもってあまりいないです。
旅行を狙って、作文を応募するなんてはずかしいと、多くの子どもは思っていますし

親も「旅行が目的なんてダメ!」と言うのが多くのご家庭かと思います。

でもこの時のママは違いました。

「旅行が目的でもいいんです。自分から作文を書きたいって言ってくれたことが
初めてだし、嬉しいし、作文が好きになるきっかけになればいいと思っているんです」



ママの考えは素晴らしい!と拍手しました。

子どもを変な価値観に閉じ込めず、思い切りやればいいと挑戦させる姿勢。

私も、できる限りのサポートをしようと決めました。




本好き、おしゃべり好き、でもまとめられない?

小さい頃から本はたくさん読んでいて、おしゃべりも良くすると伺っていました。
そして、実際話してみると


めっちゃ しゃべるじゃん!!!


初めて会ったとは思えないくらい気楽に話せるほど、解放感あふれるお子さんでした。
かといって、なれなれしいわけではなく、節度を持った品の良さを感じました。

  • なぜ台湾に興味を持ったのか
  • どんな経験をしたのか

とにかく聞きまくりました。話し出したら止まらないとはこのことで、とにかくたくさん情報が出てきます。

しかし、時々質問を挟まないと、私の脳裏に情景がうかばない。つまり

「細かいところまで伝わりにくい」

今まで、何人も子ども達を見てきましたが、こうした状況はよくあります。
本が好き、 おしゃべりも好きなんだけど、まとめられない。
延々としゃべり続け、話がいろいろな方向にとんでしまう。

だから、豊かな感性や考えを持っていても、うまく伝えることができない。
「宝の持ち腐れタイプ」とでもいいましょうか。

こんな場合は、ひたすら出して出して出し切ったところで
おおまかな組み立てを考えます。



初めての台湾は洗濯板から始まった

賞の内容が、日本と台湾との関わりということだったので、やはり、台湾で初めて抱いた印象をまず書くのがいい、と思いました。

それが洗濯板だったのです。

ホームマザーは親切心から、洗濯板を使った洗濯を見せてくれたようでした。

その様子があまりにもショックだったけど、今思うと親切心からだった。
意地悪でやっていたということは100%ありえない、という考えを自分で導き出しました。


親切の違いはあんみつとチョコパフェの違い

台湾の人はとにかく親切だと言います。
大げさなくらい親切だと。

だからわざわざ洗濯板の使い方を見せてくれる。

日本の親切と違うの?と聞くと

「違う」と。

これは、何かに例えなければ伝わらない。

そこで、考えついたのがあんみつとチョコパフェ。
いろいろ比べるものを出してみては、却下、という試行錯誤を繰り返した結果の
成果です。


台湾の親切は大げさで派手。SNS映えするとも言えるほど、派手。
→チョコパフェ


対して日本の親切は、地味だけど優しさのある親切。
→あんみつ

どちらが良いということはない。どちらも良い。

ここまで考えがまとまってきたら、お互いに嬉しくなってきました。

この子にしか感じられない台湾と日本の違い、つまり自分が感じた文化の違いを導き出すことができました。

達成感が沸いてきました。





ごめんね。賞はあきらめてね。

この賞の、過去の報告作文などを読むと、とてもしっかりした考えが述べられていて、今回の作文とは雰囲気が違っていました。
いわゆる優等生的な作文でした。

なので、「ごめんね。賞は取れないかもしれない。」と伝えました。

でも、仕上がった作文は、私の目から見ると花まる以上でした。
この子にしか書けない経験が織り込まれ、そこから感じた自分だけの考えが述べられているからです。

新聞投稿だったら、掲載率90%以上の出来だと思いました。
でも、賞を取れるかは、主催者の趣旨に合うかどうかがカギです。


ママも、理解して下さって、賞はとれなくても、これを機会にもっと自由に書いていいということが分かってくれればいい、とおっしゃって下さいました。


驚きの優秀賞!



作文を書いてから約3ヶ月程たって、突然のメッセージ

あの作文が優秀賞に入りました!」

あの」が入るほど、普通じゃない作文だったので本当にびっくり!

嬉しさと驚きで大感動!!

その子にしか書けない作文だったことが評価されたのかもしれない、と思いました。
とても分かりやすく、「文化」を身をもって体験したことが伝わる作文でした。

洗濯板とあんみつとチョコパフェという面白いネタを使っているけれど
言いたいことをひとつに絞り込んで、結論を導き出せて、本当に頑張りました。


この中に生徒さんのお名前が掲載されています。

第16回 日台文化交流青少年友好スカラシップ 2019→→



どんな作文でもその子にしか書けないものを

作文とは、言葉による自分の表現です。
自分を表すものです。

それは、誰にも真似できないし、だれとも同じではありません。

自分だけが自分の考えを書けるのです。

でも、子ども達は、自分がどう思っているのか、感じているのか自覚していないことが多くあります。

それは、話をしない子だけではなく、おしゃべり好きの子でも同じです。

話をしない場合は、何を考えているかそもそも伝わりにくいけれど
話すからといって、自分の考えがちゃんとある、とは言い切れません。

結論に導く方法を自分で知っていないと、話し好きの子は自分が話す情報の多さに惑わされてしまいます。


ですから、子どもによって、私も接し方をいつも変えられるように
柔軟な心を持っていないと、と改めて感じました。



賞を狙ってみたい方はこちらのサービスで対応可能です。→→


岩下作文教育研究所  岩下春江


埼玉県川口市柳崎5丁目
(ヨークマート柳崎店徒歩2分)

川口市立在家小、前川小、鳩ヶ谷小、 青木中央小
さいたま市立大牧小、向小、芝原小
白岡市立篠津小、
開智小、埼大付属小等の
生徒さんが通っています。

修学旅行、卒業文集など
お子さんの言葉で
お子さんの気持ちが表れた作文の
お手伝いができます。

出張ご希望も承ります。

海外在住の方、遠方の方は
オンライン講座で受講しています。

お問い合わせのみでもお気軽にどうぞ(^^)

Tel 048-269-5131(平日9時~20時)