よみカル浦和の講座は【めざせ100作文!】というけれど、昔は3,000作文!?

投稿日:2019年3月13日 | 最終更新日:2021年8月17日

【めざせ100作文!】というけれど、昔は3,000作文!?

作文を100作品、書いたことはありますか?

正直、私自身も数えながら書いたことはありません。

でも、小学生の頃は、毎日連絡帳に日記を書き続け、6年間。

そして、中学でも毎日生活ノートに日記を書き続け3年間。

小学校時代は、360日(作品)として×6年間=2,160作品!

中学校時代は、360日(作品)として×3年間=1,080作品!

わたくし、岩下は小学校、中学校合わせて約3,000作品以上書きました!

すごい!

すごい集中力!

これは、私だけでなく、同じ時代に小中学生だった人々も同じ経験をしているはずです。

だから、ママ達の中には、なぜ子どもが作文で苦労しているのか分からない、とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。

 

「私自身は、作文に苦労しなかったから、我が子が苦労している気持ちが分からないんです」

 

分かります。その気持ち。

 

そして、先日、大学時代の友人に30年ぶりに会って話した時に出たんですが

やはり、作文で苦労したことはない、という話になりました。

 

「とにかく書いたよね」と。

 

私と同じ年代の人(約40年前小学生だった人)は、結構子ども時代に書いていたのではないでしょうか?

 

 

 

 

書く機会が格段に減っている今の子ども達

子ども達に話を聞いていると、毎日、日記の宿題が出る子はほとんどいません。

多くは、週末に日記を書く、というのが多いです。

だから、「出掛けないから書くことがない~」という文句が飛び出します。

週末だけ書く場合、1年は約52週です。

わたくし、岩下が小学生の頃は毎日書いていたことを考えると

 

岩下が小学生時代(今から40年前) 1年間 360作品

今の子ども達 1年間52作品

約7分の1

 

7分の1ですよ!7分の1!!

 

数えてみると恐ろしいですね。

 

7分の1しか書く機会がない子ども達が、書けるわけがないじゃないですか?!

 

40年前より、学ぶことも増えていますから、書く時間が減るのも仕方がない部分があります。

でも、書くことに困っているのなら、量をこなすしかないのではないでしょうか?

 

 

 

書く機会が減った子ども達の面白い固定概念

今まで子ども達と作文を書いてきて、子ども達は面白い固定概念を色々持っています。

そのひとつが

 

出掛けないと作文は書けない

 

つまり、普段の生活の中では書くことはない

週末に出掛けたり、何か行事がない限り作文は書けない

 

そんな固定概念を持っています。

 

 

しかし、毎日日記を書いていた私たち世代は、何もない普通の毎日を文字にしていたわけです。

人が生きるということは、日々、違うことを感じ、違う経験をするということです。

そんな小さくもかけがえのない経験に気付くことから、日記や作文が始まるのではないでしょうか?

 

 

 

100作文はどんな風に書くの?

今、あなたが心に浮かんでいる言葉は何?

という問いかけをまずすることにしています。

今の気持ちから作文を書くことで、内容がひとつになり、どうしてその気持ちになったかの理由が自然に説明されることになります。

 

「あーたいくつだったなあ」

今日、ぼくは学校を休みました。昨日の夕方、熱を測ったら37度9分もあがりました。

お母さんが「明日、休みです」と言いました。

ぼくはちょっと残念だと思いました。(中略)

ぼくがたいくつだと思ったのは、やることがないからではなくて、家にずっといたのと、友だちに会わなかったことだと気づきました。

小5K君

K君は、「あーたいくつだったなあ」という言葉が思いうかんだから

そこから書き始めました。

今日一日、やったことを書いていくと、実は、色々やっていたと気付きました。

じゃあ、どうしてたいくつだったの?と聞くと、家にいたこと、友だちに会わなかったことだ、

自分で考えを導き出しました

 

 

「たいくつ」とはなにもしないこと、と私は予想していましたが

一緒に話したり、書いたりしていくうちに、実は違うんだ、という考えが

浮かんできました。

 

 

 

こんな風に、身近なことでもネタにはなるし

考えるきっかけになる。

それなのに、行事やお出掛けがないと書けないのは

深く考えていないことの表れではないでしょうか?

 

 

 

考えを深めて書けるようになりたいなら

普段の生活の中からネタを絞り出して書くのが効果的

と子ども達と書いていて感じます。

 

 

 

実は、この方法で、45分間で5つも作文を書いた子がいます。

 

「今日は」で始まる日記はあきた方におススメの簡単で内容が濃くなる書き方

 

 

 

 

 

岩下作文教育研究所  岩下春江

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