ペットロスを経て新しい犬が来てからのこと。比べて、訓練して、子どもを見る目に役立つ

2000年秋のはじめにボクサー犬リキを亡くした我が家は、ペットロスに陥りました。そして、約2年後、新しい犬を迎えました。

ペットロスを経て子犬を迎えた経緯(いきさつ)

結局比べてます

前の犬と比べるのは嫌だから、あえて別の犬種にしたのに、「前、リキはこうだったのにね」という話題が出ます。

犬自身が分からないのをいいことに、人間だったら言わないはずの「比べる」ことをしているのは良くない、という気持ちがあります。

ですが、前の犬を飼っていた10年間の経験があるから、こんな場合はこうする、こうなる、という経験を活かすための話題として「比べる」ことがあります。

比べることで、違いを理解し、今の犬との接し方を探っている感じです。

生後4カ月 ジャーマンピンシャーのポチ

ちなみに前のボクサー犬と違うな~と思うことは

  • 叱られてもへこたれない。
    巾木(床と壁の境目に沿わせてある木)をかじって取れた木のくずを食べている模様。絶対NOなので、叱ってやめさせる。人の気を引きたい時にまた、嚙み始める。
  • 布をちぎる、破る
    布系が好きなようで、布団やクッション類はすべてボロボロ、ビリビリ。破ったものを飲み込む危険があるので、これらは撤去。
  • トイレの覚えが早い
    我が家にきたときは生後3カ月。4カ月目にはおしっこはトイレに走りこんでする。ミスはほぼない。うんちは予想外の出来事がない限り失敗無し。
  • 吠える
    ハウスに入れられた時、気に入らない時、「ワンワン」とかなり大きい声で吠えるときがある。ボクサー犬は3度吠えるとむせると、家族で言っていたほど、吠えることはなかったので、今後の訓練で減らしていきたい。
  • 我が道を行く
    サービスエリアで家族の一人が、買い物などで「群れ」を離れた時、ボクサー犬は絶対その場所から離れようとせず、ずっと待っていたけれど、離れても関係なし。まだ子犬だから群れの意識がない?

などなど、違うことばかりなので、毎日が試行錯誤です。

とはいえ、犬としての同じ性質もあるので、その点は経験が役立っていると思います。

訓練をして分かったこと

前も、訓練士についてトレーニングをしていましたが、今回は以前より訓練所などが多くあるので、色々調べて挑戦しています。

訓練士の先生がやると、私ができなかったことがスムーズにできます!

例えば、歯磨きをするのを嫌がるのですが、先生は、背中を向けて座らせ、少しずつ撫でながら、歯を触り、ゆっくり磨いてくれます。

おもちゃをつかんだら離さず、うなるのが困っていたのですが、先生だとすぐ出します!

誘導の仕方がさすがプロ。

犬ができないのは、こちらが何をしてほしいか、うまく理解できないのが一番の原因と言われました。

なるほどです。

前に受けた訓練は10年前なので、ノウハウは忘れています。うろ覚えの指示が犬を混乱させているのですね。

また、犬によって性格が違うので指示の出し方を変える必要があることも実感しました。

 

訓練を受けることは有意義

犬をしつける、ではなく、飼い主が犬をよりよく導くために訓練を受けています。犬は悪くないです。飼い主の指示が悪いから犬が悪くなってしまうのです。

と、そんな考え方を植え付けてもらっていたので、今回も、いかに飼い主が「おりこう」になるか、挑戦です。

前回は、訓練協議会に出ていました。 オプデスのステップ1という一番下のレベルに参加していました。今回も挑戦予定。元気で怖がることがないので、器具があるアジリティーもいいかな、と夢を膨らませています。

inu,dog

ボクサー犬で訓練を受けた時

犬の訓練を受けると子どもを見る目を養える

犬はもちろん言葉を使いません。表情と身体全体の状態でコミュニケーションをし、身体の調子はどうか、見極めます。

子どもも、小学生と言えども、まだ言葉を自在に操れるとは言えません。言葉にできない気持ちや状態が多くあります。

犬の訓練をしていると、子どもへの接し方もこういうこと!と感じることが多くあります。

先ほどの訓練士の先生のアドバイス「犬が言うことを聞かないのは、こちらが何をしてほしいか、理解できないのが一番の原因」は、子どもも同じことです。

 

作文で言うなら、「もっと書くことがたくさんあるでしょう?」と「もっと字を丁寧に書きなさい」を同時に言うことです。

こう言われると、子どもは、内容をちゃんとやるべきなのか、文字を丁寧にすべきなのか、はたまた、同時に二つはできない、という葛藤が生まれています。

 

「もっと書くことがたくさんあるでしょう?」ではなく、「今の気もちってどんな感じ」と聞いて、出た言葉から書く。

「もっと字を丁寧に書きなさい」ではなく、「下書きを書いてあげるから、丁寧にノートに写してね」と伝える。

 

子どもが作文を楽しい!と思ってくれるのは、犬のおかげというのもあるかもしれません。

 

 

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