子ども達の作文嫌いの理由第一位「きれいに書きなさい」と言われること
作文を書くには2段階ある
作文を書くには段階があると意識したことはありますか?
- 考えを出す
- 文字を書く
この2つが大きな段階です
一番はじめは「何を書こうかな?」と考えます。そして浮かんだ考えを忘れないためにメモをします
人に見せないものであれば、思ったことをそのままどんどん書くので、文字の美しさは気にしないで殴り書きをしていきませんか?
私が子ども達と一緒に書くのはこの段階の「作文」です
つまり、メモだったりアイデアだったり、下書きだったり、思いついたことを即!文字にする
それが自分の本当の気持ちを一番表す文章になります
子どもが嫌がる「きれいに書きなさい」
ところが、こうした気持ちを出す段階の時に
「きれいに書きなさい」
「その漢字、知っているでしょう?」
と声をかけられたら、自分の大切な気持ちが消えてしまいます
子ども達が口をそろえて言うのが
「字をもっときれいに書けって言われる」
「その漢字知ってるでしょ、と言われる」
そういう声掛けが、嫌だと言います。
まだ子ども達は
- 考えを出すこと
- 文字をきれいに書く
これらを同時にやるのは非常に難しいことです
子どもに文字の美しさを求めるのは酷
例えば、ひらがなを習ったばかりの小学1年生だったら、考えていることや気持ちはあるけれど、それを文字にするのに一苦労であることは容易に想像できます。
「あそびにいきました」
を書きたくても
「あ」
「そ」
「び」・・・・
ひともじずつ考えて最初は書きます
考えと気持ちはたくさんあるのに、文字にするのは本当に大変です
書いているうちに、文字に気を取られて何を書きたいか忘れてしまいます
1年生でなくても、小学生のうちは、考えと文字は同時にできません
文字より気持ちが大切だよ!
と教えてから書いた作文は子ども達の気持ちがどんどんあふれてきて
「作文って楽しい!」
「もう時間?もっと書きたいのにー!」
という言葉が出てきます
本当によく書きます。ただし、解読不能の文字も多くあります
そんな時は「清書」でカバーすればいいことです
いちばんは、自分の考えや気持ちを「出す」ことなので、何を言いたいかが伝わっているかどうかが大切です
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作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
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