新学期のストレスをいやす方法
新学期が始まって1カ月経ちました
子ども達を見ているとこの時期、だいたい2種類の症状があります
- 学校が楽しくて毎日が楽しみ!
- 前のクラスの方が良かった・・・
「楽しい」派と「辛い」派 です
- 前と違う
- 辛いことがある
などストレスを感じている場合です
そんな悩みを抱えた子ども達をいやす方法を提案します
特別なことではありません。当たり前のことですが、新しい方法より結局、原点に戻るのが利く方法だったりします
話を聞く
どんなことにストレスを感じているか、とことん話を聞いてあげるのが一番です
話したいだけ話させてあげましょう
それだけですっきりします
話が続かない時
おしゃべりな子はどんどん話しますが、話が苦手な子もいます
また、何を言っているか親が理解できない!
これ、多いんですが、まだ言語能力が低いので、子どもは自分が思っていることをうまく伝えられません
「うちの子は何を言っているか分からない」
よくあることです
そんな時は質問攻めにします
私も子ども達と話をしますが、子ども達は「岩下先生には伝わっているはず」という前提で話しています
でも、内容がよく分からない
質問をすることで、話を具体的に整理してあげます
「それって、つまりこういうこと?」
確認しながら、話をすると
「そうそう、そういうこと」
「違う、こういうことだよ」
など、道をお互いに探していく感じです
でも、親子で、この作業をするにはお互いに根気が必要です
親も子も言いたいことを感情に任せて表現するので、ケンカに発展ということもありがちです
まあ、なるべくイライラしないように気をつけるとして(こればっかりは、良い対策がないので、辛抱)質問の仕方を工夫します
「うん」と答えられる質問をする
不安そうな子どもを見て「大丈夫?」と聞けば、子どもは「うん、大丈夫」と答えます
会話は終ります
例え、大丈夫じゃなくて、不安なことや心配なことがいっぱいでも「大丈夫?」と聞けば「大丈夫」の答えなのです
親に心配をかけさせたくない「本能」が働くのです
会話を続けるには、子どもが「うん」と答えられる質問を投げかけていくのがミソです
ある意味、「かまをかける」のですが、経験上、有効です
例えば
「クラスが変わって色々大変だよね」
「うん」
「先生が違うと困るよね」
「うん」
「宿題が多いよね」
「そんなことない。それよりも話が長いのが嫌だ」
という感じで、最初は「うん」だけだったのが、具体例が出てくることがあります
また深刻そうなときは
「毎日、疲れるよね」
「うん」
「学校って大変だよね」
「うん」
「4月はクラス替えがあるから辛いよね」
「うん」
「友達と別れちゃうしね」
「うん」
「○○ちゃんと話せなくなっちゃった?」
「うん」
「今、クラスで話せる子ってまだいない感じかな?」
「うん」
ここまで話して、新しいクラスには知っている友達がいなくて、ひとりぼっちのことが多い、という原因が分かります
こういう会話をしていくと「うん」から、だんだん、今の状況や困っていることなど、少しずつ情報が引き出せます
多分、「うん」と言うことで自分のことを分かってくれている、と感じるのでしょう
子どもの悩みが分かったらやってみること
さて、こんな風に深刻な悩みが分かってしまったらどうするか?
私は「辛いね」と言ってたくさん泣かせました
ティッシュで鼻をかんであげて「よしよし」して「辛いのに、4月はよく頑張ったね〜」と褒めてあげます
もし、他にも言いたいことがありそうだったら言わせてあげます
そして、どうするか?
「じゃあ、ご飯食べよっか」とか、「泣いたから喉かわいたね、 おやつにしようか」
とか食べることに行動を移すのがいい感じです(過去の経験上とドラマや小説の流れとかでの学習結果…)
友達をつくった方がいいとか、先生に相談するとかは、まず様子を見てからがいいです
親が認めてくれた、というだけで安心する場合が多いですよ
まだ、新学期が始まって1カ月なので、しっかり様子を見てあげるのが第一段階です
ストレスを感じたら脳を休める
ストレスは脳が疲れた証拠です
そんな時は寝る!
これにつきます
脳の専門家は、脳が疲れたら寝るのが一番、逆に寝ないとストレスは取れない、と言っています
寝られる子は寝たいだけ寝させてあげましょう
ドライブに行ったら車で寝たままかもしれませんが、家族に囲まれて安心して寝られるのです
新しい環境の疲れをいやす方法は
- 話をさせる
- 話を引き出す
- 脳を休める(寝る)
この3つをおすすめします
そして、作文関係で言うと、気持ちを書くことがとても有効です
大人や大人に近い子どもにおすすめです