志望動機は自分の経験と結びつける。関係ないと思われることでも必ず結び付けられる
投稿日:2017年6月28日 | 最終更新日:2022年6月28日
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教育研究所 岩下春江です。
先日、高校3年生の娘と久々に長く話しました。
いつもは、娘は父親と話す方が多いです^^;
高校生ともなると高1の夏休みにはオープンキャンパスへ5校行けと宿題が出、
高2ではすでに「志望理由書」を授業で書いていたようです。
志望理由書は高3になった今、友達の間でも現実味を帯びてきて話題に上るそうです。
そんな中、友だちが志望理由を書くのに困っていたそうです。
お題は
「気分が落ち込んだ時どうしますか?」
その子曰く
「その答え、私の方が知りたいよーー(@_@;)」
だから、書けない!と悩んでいたそう。
その子は、小さなことでも落ち込んでしまうから
娘曰く、「どーしようもない」んだそう。
「だったら、落ち込んだ時の方法を知りたいからあなたの大学に行きたいって内容にしたら?」
と言ったら、
「おーーーそうだね。お母ちゃん、いいこと言うね」
珍しく褒められました(^^)
「気分が落ち込んだ時どうしますか?」という内容を含んだ志望理由を書く例を考えてみました。
▼題
「気分が落ち込んだ時どうしますか?」▼結論
「どうしたらいいか分からない」▼なぜなら
「私が落ち込みやすいから。解決法にいつも困っているから」▼もし
「あなたの大学に入ったら」落ち込むことに悩んでいる私だから分かる色々な方法を研究して世の中に広めることができる。
▼だから
「あなたの大学に行って勉強したい」
こんな風に書けます。
「どうしますか?」の答えを述べていくのではなく、
自分の経験に近付けて「知らないから知りたいんだ」という方向の文章になります。
同じ志望理由書の例で、超!!本好きの妹が経済学部の小論文の試験を受けた時のこと。
当然、経済関係のお題。
すごく難しくて自論を展開できる感じはしなかったそう。
そこで、妹は考えた。
本好きを生かして「赤川次郎」をモチーフにして論文を書き上げたというのだ。
経済と赤川次郎
全く異なるジャンルだけど、妹の中ではうまく、関連付けられた模様。
妹、難関試験に見事合格!
絶対落ちる、と言われていたのに。
経済学部なのに赤川次郎なんて、ふざけてると思う試験官なのか
それとも、良い論文だと判断した試験官だったのか・・・
いずれにしろ小論文で合格したわけなので
赤川次郎と経済の関係が、認められたことになりますよね。
志望理由書の例を二つ挙げましたが
いかがでしょうか?
どんな論文でも作文でも自分の経験に基づいていないと「力」を感じられません。
「書けない」と諦めてしまう題でも、どんな小さなことでもいいので、いやどんなに関係ないと思われることでも
自分の経験と、うまくくっつけられれば、志望動機は書けます。
そうやって、私も数々のモニターに採用されてきました。
人事院とか国土交通省などまったくの専門外のモニターにも採用されましたが、自分の経験をくっつけたことで採用されました。
岩下が採用されたモニター(ちゃんと仕事しましたよ)
国家公務員に関するモニター(人事院)
県政モニター(埼玉県)
朝日新聞紙面モニター(朝日新聞社)
電気通信サービスモニター(総務省関東総合通信局)
厚生労働行政モニター(厚生労働省)
食品表示ウォッチャー(農林水産省委託日本農林規格協会)
国土交通行政インターネットモニター(国土交通省)
川口商工会議所ネットモニター(川口商工会議所)
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