公衆電話をかける体験を通して学ぶことはたくさん!~使い方を説明する作文を書く~
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
公衆電話を体験する
お子さんは、公衆電話を掛けたこと、ありますか?
今の子って、「公衆電話って何?」という子もいます。
たまたま我が家から徒歩で1分ほどのところに公衆電話があるので
掛けに行きました。
さて、ここで問題です。この掛け方は正しいでしょうか?
▼▼
答え:正しくない。
皆さんはお分かりだと思いますが、子どもってこうなんです。
受話器を上げる前にお金を入れる。
電話の上に10円玉の山を積み上げていた世代とは隔世の感があります。
10円玉を横に置いて、
プッシュボタンを押します。
と、ここで問題が!
どこに掛ければいいんですか!!!
今や電話番号はメモリーされています。
電話番号を覚えるという行為はなくなりつつありますよね。
今回は、私の携帯と家の留守電に掛けてみました。
通話時間が違うことにビックリしていました。
体験が感覚や思考を磨く
通話時間のほかにも
今回の体験で、ビックリしたことがたくさんありました。
例えばこれ。子どもは知りません。
テレホンカードを初めてみた子もいます。
きっと、こうした「ビックリ」の感覚は忘れないことでしょう。
作文の題としては
【公衆電話の掛け方を説明する】
として、ひとに分かるように説明する練習をしました。
子どもの作品
【げん代のこうしゅう電話のかけ方】 (小3男子)
①お金を横に置く
②じゅわきを左手で持つ
③10円を入れる(右手で)
④番号を押す
⑤すこし待って相手が出るまで待つ
「現代の」と付け加えたのがおもしろいと感じます(^^)
十分、伝わりますね。箇条書きができています。
子ども達、箇条書きができない子がいるんですよ。
この子は、このほかに最も大事なこととして
番号をメモっとく(これを忘れたら公衆電話の意味がない)
と書いていました^^;
公衆電話から命の大切さを知る
もうじき3月11日がやってきますが、震災時には公衆電話は避難所に設置されます。
無料で使えるし、携帯もあるから必要ない、と思うこともありますが、
そうも言えないと思います。
災害時は何が起こるか分からないからです。
まずは、連絡したい電話番号を知っていること。
メモを書いておくと言ってもそのメモをいつも持っているとは絶対に言えないわけで
頭の中のメモに書きとめるのが一番なのはいうまでもありません。
そして、それまで「公衆電話って何?」と言っていた小学生が
「使い方を知っている」という自信を持てば、生きる知恵になります。
生きる知恵とはすなわち命を大切にする手段だと私は信じています。
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作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
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