「作文をやめたら書けなくなっちゃった」と再受講した生徒さん
先日、しばらくお休みしていた生徒さんが再び来てくれました。
何回か受講したところで(いくら何でも初回で質問するのは失礼だと思ったので…)
「どうしてまた受講しようと思ったの?」
と聞いてみました。
「作文(の講座)をやめちゃったら学校の作文が書けなくなったの」
だそうです。
「え?でも、学校の作文と、ここの作文は違うじゃん。」
そうなんです。
当教室の作文は学校で書くような出来事の作文や感想ばかりではありません。
というか、出来事や感想は本当に少ないです。
3行だけの作文や、5つの言葉でお話をつくるとか、できるだけ頭を使って創造的な内容になるようにしています。
ですので、学校の作文とは全く違い、子ども達は、ゲーム感覚のように楽しそうに取り組んでいます。
アイデアが出なくてイライラする、そんな様子も見られることがあります。
先ほどの生徒さん、続けて
「学校の作文とは違うんだけど、ここで書いていると、学校の作文もスラスラ書けるようになるんだよね」
だそうです。
子ども達はうまく住み分けをします。
話す内容はもちろん、日記など、自分の考えを書くことなどは、
- 先生が怒らないか
- 親が怒らないか
- 友達が変な目で見ないか
フィルターをかけます。
ですので、学校で書く作文は、先生がほめてくれて、友達に見せても恥ずかしくない作品に仕上がるようにします。
そんなフィルターをかけているので使える言葉は制限され
- 「書くことがない」
- 「どうやって書いたら分からない」
- 「面白くない」
- 「同じ事ばかり書いてしまう」
という状態になるわけです。
フィルターをかけるのは仕方がないです。
子ども達も「学校」という社会で生きていかなければならないからです。
でも、フィルターをかける前の自分の本当の気持ちをちゃんと自覚して文字にする機会があれば、フィルターをかけても学校で普通に書くような、先生に褒められる作文が書けるのです。
自分の本当の気持ちが一番大切です。
それを自覚していない子ども達が、いや、大人も多いです。
先述の再び受講してくれた生徒さんは、自分の気持ちを自覚できる時が学校の作文もうまく書けるのかな、と、想像してみました。
あまりしつこく聞くと嫌がられるので、あくまでも想像ですが。
体験講座を受けてみませんか?
作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
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