2020年「大学入学共通テスト」のモデル問題を見ましたか?
子どもの本音を言葉に変換
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
先日、眞子さまのご婚約が大々的に報じられました。
同じ紙面に「大学入学共通テスト」の記事もあったのを
ご覧になりましたか?
▼朝日新聞2019/5/17(水)1面
紙面の中には「モデル問題」が掲載されていました。
大学入試センターのサイトから「モデル問題」を見ることができます。
色々な識者が意見を言っていました。
良い問題だ、という人。
悪い問題だ、という人。
採点が難しいだろう、という人。
いや、大丈夫だろう、という人。
とにかくいろいろな意見がある、という印象です。
モデル問題で分かったのは、いわゆる「物語」と「説明文」とくくりではなく、
実生活の中で起こりうる問題が取り上げられていることです。
モデル問題では、「町並み保存地区」の住民が、
市の「景観保護ガイドライン」に基づいて
家族で意見を交わす、という設定になっています。
情報量が多く、時間内に解けるか心配という声もありました。
確かに情報量が多いです。
時間内に解けるか解けないか、どこで差が出るか考えてみました。
モデル問題のように、生活に密着している設問の場合、状況が簡単に予想がついたり
想像できれば、問題の内容を把握する時間が早いと思いませんか?
それにはどうするか?
例えば、「町並み保存地区」が想像できるか?
そこに住んでいる人の考えを想像できるか?
民家が空き家になっている状態を予想できるか?
それがなぜ困るか想像できるか?
これらのことを素早く考えられると、時間短縮になるはずです。
でも、当然この問題を解く高校3年生なら知っているはず。
では、どこで知るか?
自分の体験ですね。
体験とは、実際に色んな所に行くだけでなく、ニュースで見た、とか
本で読んだ、とか、自分の身近で起こることをただ何となくやり過ごすのではなく
「なるほど」と感じることだと思います。
テスト問題を解くテクニックは、高校や塾でしっかり教えてくれるでしょう。
でも、色々な「体験」は小学生のうちから積み重ねていかなければ
身に付きません。
例えば、同じ日の同じ新聞なのに、1面が違うという発見!
埼玉と首都圏版では違う。
なぜ違うの?
▼朝日新聞2019/5/17(水)1面 首都圏版
教えて下さったKさん。ありがとうございます!
そんな感覚を磨いていくことが必要だと感じます。
それって、大学入試のためというより、生きていくのに大切なことですよね(^^)
体験講座を受けてみませんか?
話を聞くだけの内容なので、作文に強い苦手意識がある場合でも気軽に受講して頂けます。
コメント欄でお気軽にご要望をお寄せください。