3つの柱があります

その1 自分の中にある思いを引き出します

その2 習い事と塾の中間地点です

その3 子どもの自殺をなくします

 

その1 自分の中にある思いを引き出します

例えば、まず次の画像を見てください。どんな言葉が浮かびますか?

 

 

 

 

 

 

ちなみに、岩下の中に浮かんだ言葉です。

にわとり、イラスト、タイマー、かわいい,ほしい,回すの?,どんな音がするの?,誰が考えたの?,写真の方がいいな,どこかで売ってるかな?,多分コケコッコーって鳴るよ,どうしてこんなイラスト載せてるの? 作文と関係ない, 岩下どうかしてる, 作文と何の関係があるの?,あやしい, 変, 不思議・・・

 

この中にあなたが浮かんだ言葉はありましたか?

多分、違う言葉が浮かんだと思います。

また、上記の言葉を読んで、

「そうそう、私もそう思った」ということもあるでしょう。

 

10人いたら、10通りの言葉が出ます。

共通のもの、違うもの。

だから、あなたの中に浮かんだ言葉に間違いはありません。

 

言葉は、見つけるというより、まずは、自分の中から引き出すのです。

 

自分の中に浮かんだ言葉から作文のすべては始まります。

では、自分の中から言葉を引き出すにはどうすればいいでしょう?

ひとつの方法として、感覚を刺激することがあります。

 

例えば、上記のイラストは「視覚」を刺激しました。目から入った情報から自分はどんなことを感じたか自覚することで、はじめて言葉になります。

 

 

感じることができなければ、思うことができません。思うことができな変えれば考えることができません。

 

思考の段階は

感じる→思う→考える

です。

ですから、毎回、自分の中にどんな言葉が浮かぶのか繰り返し練習していくのです。

 

 

その2 習い事と塾の中間地点です

岩下作文教育研究所は

  • 「作文を書く」という学習塾的な面
  • 「自分の思いを引き出して表現する」

 

この2つの面を併せ持っています。

 

作文は、自分の思いを引き出すことが重要なので、いかに引き出すか、どう表現するか、そして、生徒さん自身がどれだけ満足できるか、を考えています。

 

思いを引き出して表現することは、スピード第一です。

思い浮かんだことは、すぐ消えてしまいます。

ですから、すぐに言葉にして、文字で記録します。

そのため、漢字、文字の指導は致しません。

 

なぜなら、漢字や文字の美しさを気にしていたら、一番大切な自分の思いがどこかへ行ってしまうからです。

 

漢字はお家で書き加えて下さい。学校に提出する時は丁寧に清書しましょう、とお伝えしています。

 

書くのが遅ければ、岩下が書きます。

 

受講者の保護者さまからこのようなご感想を頂きました。

 

字をきれいに書かなくていいと言われたのが一番びっくりしたみたいです。

そして、それが、嬉しかったみたいです。

だから、本人の気持ちが表れた作文になったのだと思います。

 

この感想を聞いて、私の予想は当たっていたと確信しました。思いを引き出して表現するには、文字は記録するための道具でしかありません。

 

 

その3 子どもの自殺をなくすこと

 

とにかく1番は、自分の思いを言葉にできる子どもを育てること。

そのために、文字の美しさ、漢字への変換は問わず、思いに焦点を当てる。

 

この根底にあるのは、子どもの自殺をなくすことです。

 

子どもの自殺のニュースを聞くたび、悲しい思いになるのは、皆さん、同じだと思います。

どうして自殺の前に解決する術がなかったのだろう、やるせなくなります。

自殺だけでなく、子ども達には、色々な問題行動が報告されます。

こんな資料があります

 

問題行動

平成26年の資料ですが、文部省が問題行動として挙げた主な項目は、

・暴力行為

・いじめ

・不登校

・自殺

これらの原因として

・不安と情緒的混乱

・無気力

・友人関係

が大きい理由として挙げられています。

 

 

ここから読み解けるのは、

子ども達の問題行動は自分の感情をうまく表現できないことが1番の原因ではないか、ということです。

 

子ども達は、否定的な言葉を使ってはいけないと思っています。

例えば、「つまらない」「おもしろくない」「つらい」など。

でも、私の講座では、

「あなたが感じたことが一番大事なんだから何でも言ってね」

と伝えると、びっくりします。

 

「言っていいんだ!」

と。

 

また、最近、話題になっている考え方の中に、

「自分の中の辛い感情を受け入れていいんだよ」

というものがあります。

 

本当は辛いのに、辛いと言ってはいけない。

みんな辛いと思っていないから、自分だけ辛いと感じるのはおかしい。

だから、辛くない(本当は辛いけど)

 

そんなふうに、マイナスの感情を閉じ込めてしまって、生きづらさを感じている人が増えています。

その人たちは、「マイナスの感情も出していいんだ」と思い直すことで、前向きに生きられるようになっています。

大人になって気付くのではなく、子どものうちから、自分の気持ちは自分が分かってあげる、という状態を作ることが大切だと考えています。

 

暴力沙汰になるのは、自分の中にもやもやした不安や、不満、怒り、寂しさ、こうした気持ちがいっぱいになり過ぎるからです。

 

すでに言葉では表せないくらいいっぱいになってしまうから、暴力という表現をする。いじめという表現をする。

私はそんな風に解釈しています。

 

 

 

 

 

 

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