あまりの強烈なタイトル鳥取環境大学の「先生」シリーズの本で感想文を書いてみた

投稿日:2023年3月29日 | 最終更新日:2023年4月1日

新聞の一面の広告タイトルにくぎ付け

新聞の一面に本の広告が載っていることがありますが、先日見た広告があまりにも強烈なタイトルで速攻図書館で予約してしまいました

タイトルは

「先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!」

 

 

えー!いったいどんな人が書いているの?

ヒキガエルは苦手だけどダンゴムシは子ども達のアイドル

「ダンゴムシ愛が強すぎて練習できなかったの〜!」

と言ったピアノの生徒さんの言葉は強烈で大好きなので、もう読むしかないと思いました

 

図書館で検索

すぐに図書館で検索したら人気シリーズだけあってたくさんの本が表れました

その一部の画像です

川口市立図書館の検索サイトより

たくさんの本の中から私が選んだのは三冊

  • 先生、犬にサンショウウオの探索を頼むのですか!
  • 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
  • 先生、脳のなかで自然が叫んでいます!

 

まだまだありますよ

 

築地書館 小林朋道(こばやし・ともみち)作 「先生、脳のなかで自然が叫んでいます! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学・番外編」

「先生」シリーズとして大好評だそうです

今回初めて知りました

このページを開くとたくさんの「先生」シリーズが紹介されています

せっかくなので感想文にしてみようと思いましたが、いつもお勧めしている書き方の枠にはまりませんでした

強烈な印象の本はそのまま感じたことを書くのが一番、と感じました

ただ、いつも言っているのですが、あらすじに凝ると終わらなくなるので注意です

 

 

ちなみにいつもお勧めしている読書感想文の書き方はこちら

  • 読み終わって心に浮かんでいる言葉
  • なぜその言葉が心に浮かんだのか
  • 自分の体験

 

夏休みの読書感想文宿題の場合は、原稿用紙3枚を埋めるために「この本を選んだ理由」を最初に付け加えます

 

 

さて、3冊を読んでの感想です。書き方ガイドも入れてみました

 

3冊まとめて感想文

(読み終わって心に浮かんでいる言葉)

「小林教授は動物と人間の魂は等しいと思っている人だ」

 

(なぜその言葉が心に浮かんだのか)

小林教授の数々のエピソードは笑える。そして楽しさ優しさ、可笑しみがある

可笑しいエピソードをつくれる人は動物愛にあふれていると思う

 

(ここからは言いたいこと)

深夜のトイレ(それも2階!)でヤギに遭遇したエピソードは最高に笑えた

この時の状況の写真は表紙にも使われているが、ヤギも「ここどこ?」いったいどうなってる?と言わんばかりの表情だ

 

でもヤギも悪気があって深夜のトイレに現れたわけではなく、様々な状況が重なってのことで、それを想像してヤギの身になって考えている教授は、動物も人間もイコールだと思っている

 

(自分の体験)

犬を飼っていた時、このヤギのように「どうしてこんな状況になったか分からないよ!」という顔をするときがよくあった

そんな時は可愛い、ホントにかわいい

 

(まとめ)

小林教授も動物たちを心底かわいいと思っている様子が最初の1ページから伝わってくる

そして、文章がめちゃくちゃうまい

話があっちへ飛びこっちへ飛んでもちゃんと元に戻ってくる

さすが「教授」だ

と、影響されて小林教授風の文章になった気がする

 

尻切れトンボのようになってしまいましたが、まとめようとするとかえってわざとらしい気がしたのでこれで終わりとしました

 

子どもが読むときはまず目次を見て

動物や生物に興味がある子ども達におすすめしてはいかがでしょう?

 

しかし文体が大人向けなので、動物や生物が好きでも、本や文字が苦手な子は読みにくいかもしれません

そんな時はペラペラめくって「好きな場所だけ」読むというのもありです

 

目次を見ると面白そうなエピソードが並んでいるので、気になったところを目指して読むという目次を活用する練習になります

 

目次ができれば半分はかけたも同然

と論文を指導してくれた恩師が常日頃言っていましたが、まさに、目次で本の中身の半分は分かります

子ども達も、目次を見る癖をつけると、まとめる時、速く読みたい時など役に立ちますよ

 

 

 

 

 

 

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