本を読む子に育てるための努力は実ったのか?親と全く違う本の読み方をするようになった我が子

とにかく本を読む子に育ってほしかった!

何はともあれ、我が子は本が好きだという子に育ってほしいとずっと願っていました。

保育園時代からの寝る前の読み聞かせは1日3冊と決め、こっちが先に寝てしまうという日も多くありましたが、この点は努力したと思います。

 

現実は思い通りにいかなかった?

小学校時代になったら学校の図書館で本を借りるもの、と思っていました。私自身はとにかく図書館で毎日のように本を借りて読んでいたので、当然、我が子も学校の図書館で本を読むようになる、と信じていました。

ところが、学校の図書館が機能していなかったという驚きと悲しさ。

常駐の司書の先生はおらず、置いてある本もラミネートしてあるわけではなく破れている。荒れた図書館でした。

これにはショックを受けました。

近所の小さな図書館(芝北文庫)を利用するよう働きかけました。

しかし、本人曰く

図書館で本を借りるのは好きじゃないの

これまた大ショックを受けました。

芝北文庫は好きで今でも利用していますが、子ども向けの本が選びやすいように並べられていて、とても良い雰囲気の図書館です。

なのに、図書館で本を借りるのが好きじゃないなんて。。。

 

家にある本をとにかく読ませようとしました。ちょうど、父親が子どもの頃に学校で買った薄い本の全集を処分するという話を聞き、慌てて取りに行きました。

「雨の日文庫」というもので、薄い本が箱に何冊も入っています。その箱が5セット。

これを全部読むように言い聞かせました。

強制命令です。

しかし、読んでいる姿は見たことがない。私も読んでみたところ、面白い話とそうでない話がまざっていて、全部は読めませんでした。

いつしか、「雨の日文庫」は本棚に置かれるだけになっていました。

 

予想外の本の読み方

図書館で本を借りるのが好きじゃない、と聞いた時から、「この子に本は無理だ」とあきらめました。

無理強いしてもこればっかりは、仕方ない。私はできる限りの努力はした。読み聞かせもしたし、家に本も用意した。

仕方ない。

 

ところが、高学年頃になってくると、自分が欲しい本を買うようになっていました。買える本は「借りる」と違って予算があるので限られます。

すると

本を買ったらだいたい10回は最低読むよ

 

え?

1冊の本をそんなに何回も読むの?

私は、本はほぼ、1回しか読みません。10回なんてもってのほか。

飽きないの?

1回目はサラーっと流して読むの。

2回目は次の予想ができるから、「あーこうなるよね」って。

そのうちに伏線とか分かるようになって面白いから、何回も読むよ。

 

びっくりしました。

1冊の本をじっくり読む形を自然に習得していました。

 

中学生くらいになると有川浩にハマったようで、何冊もそろえていました。それも何度も読んだようです。

 

私の苦労は報われたのか、単に我が子自身が身に付けていったのか?

どうなんでしょう?

読書感想文を90分で書けた! 子どもの素直な感性を引き出す7つの鍵

毎年子ども達と90分で読書感想文の下書きを書きます。

この7つの鍵で、子ども達が感じたことを引き出しています。

難しいことはひとつもありません。

「声掛けの例」も載せました。

お子様らしい表現でお子様だけの感想文が仕上がりますように。