読書感想文はあらすじを書かない方が書きやすい
投稿日:2020年8月13日 | 最終更新日:2022年9月8日
あらすじを書けなかった子ども時代
今は子ども達に作文を教えていますが、私自身、子どもの頃の読書感想文は「あらすじ」を書くのがとても苦手でいつもできの悪い作品を提出していました。
できの悪い作品を提出せざるを得ない嫌な気分は今も思い出します。
自分なりに、「書き方」を調べて書いていたわけですが、そこには必ず「あらすじを1/3くらい書く…」という内容がありました。
その通りに書くのですが書けません。
我が子に教えて気付いた「あらすじ無し」の書き方
そんな私が新聞投稿や各種モニターなどを経験し、「採用される文章」を書けるようになったころ、我が子が読書感想文の宿題を持ってきました。
自分が読書感想文が書けなかった経験と、新聞投稿で採用されるコツから分かったのは、読書感想文にはあらすじは必要ないということ。
本から自分が感じたことを素直に書けばいい、ということで、我が子にインタビューしながら仕上げました。
親が手伝うと「大人の作文になってしまう」というお悩みをよくいただきますが、我が子の言葉による我が子の気持ちが表れた作文にちゃんと仕上がりました。
なぜ、あらすじを書かないか
原稿用紙3枚もあるから文字数を埋めるためにあらすじを書くと楽、と思ったことはないでしょうか?
うまくいきましたか?
私は失敗した経験しかありません。あらすじを書き始めると止まらなくなり、終わりが見えなくなります。だったら、本をまるまる一冊写せばいいんじゃないか、と思うくらいでした。
よく、まえがきやあとがきを読めば読書感想文は書ける、という人がいますが、私はできませんでした。
子ども達の中でも、あらすじを書き始めた子は、終わらせるタイミングが見つけられず、枚数のキリがよいところで「面白かったです」と終わらせるしかありませんでした。
一番大切なのは、自分が納得できる作品を提出させること
私はできの悪い作品を提出し、とても嫌な気持ちを抱きました。作文は自分そのものを表しています。自分がダメな人間だ、という証明のようでした。
子ども達も同じです。やっつけ仕事でとりあえず枚数だけ書いた作文は、出来が悪いことを子ども自身がよく知っています。そしてそれが誇らしいものではないことも分かっています。
納得できない作品を先生に提出するほど嫌なことはありません。
原稿用紙3枚を自信をもって書けた子は、作文の苦手意識を克服できます。
あらすじを書かない方法
では、あらすじを書かないでどうやって読書感想文を仕上げるのか?
私が毎年、多くの子ども達と書いている方法です。
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話を聞くだけの内容なので、作文に強い苦手意識がある場合でも気軽に受講して頂けます。
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