【開催レポ】NGワードに気をつけて説明文を書いたらどうなる?~SRカルチャー6/17~

消しゴムを説明するのに必要なことは?

「消しゴムを説明するために必要なことって何?」

と聞いてみました。

  • 大きさ
  • 使い方

これらが説明できれば、消しゴムについて相手に伝えることができます。

 

子ども達が来る前に、作文用紙を置いて準備をしておきます

「大きさはどのくらい?」言うと書くとは違うよ

では、「大きさってどのくらい?」と聞くと

みんながそろって同じことをしました。

 

「このくらいだよ」と言いながら指で大きさを示したのです

 

 

これには、思わず子ども達のかわいらしさを感じてしまいました(^^)

「でも、指で示しても、文字では伝わらないよね」と言って初めて、文字で大きさを説明するとは、どういうことか気付き始めました。

 

 

 

  • だいたいの単位、ここでは㎝で表す
  • みんなが知っているものと比べる
  • 自分の身体を使って同じくらい

 

 

これらを使って自分が持っている消しゴムを説明する言葉を探し始めました。

形は、「マッチ箱」と言って通じるかな?と心配になったら、全員知っているとのこと。

アルコールランプをつけるのに授業で火をつけた、と教えてくれた子もいました。

 

マッチは、知らないかな、と思いましたが、まだ時代に送れていないようです。

 

 

【消しゴム】と【消す】を使っちゃダメ

ひととおり書けたところで、今度は、【消しゴム】と【消す】という言葉を使わないで書き替えてみて、という指示を出しました。

最初の書き出しは、「これは白い。」とか「これはぼくが毎日使うものだ」から始めます。

そして、最後に種明かしとして「これは消しゴムだ」とまとめます。

 

大きさ、形、色などはそのまま書けばいいのですが、苦労したのが使い方。

何といっても「消す」を使ってはいけません。

 

  • こすると文字がなくなる
  • 紙の上をいったりきたりさせる

 

このような言葉が出てきました。子ども達、頭を使って考えていましたよ。

普通に使っている言葉を、言い換えるという作業は、子ども達の語彙力を豊富にさせます。

自分が持っている言葉の知識を総動員させて、どう伝えたらいいか考えます。正解はありません。その子のその時の語彙力に応じて、言い換える言葉を考えるだけで、とても良い学習になります。

 

 

 

今度は鉛筆も同じように書いてみよう

消しゴムの説明が書けたところで、「鉛筆」にもチャレンジしてもらいました。

最初に普通に説明しておいてから、NGワード抜きにしてもいいし、最初からNGワード抜きで挑戦してもいいと言ったら、ほとんどの子がNGワード抜きを選びました。

面白いとのことです。

でも、まずは、普通に説明することが大切なので、どちらが良い、ということはありません。

 

 

 

鉛筆ってどうやって使う?

ここでも、使い方で悩みました。

そもそも、持ち方です。「手で持つ」ではだめです。「にぎったらいいの?」「両手で持つの?」と聞いて初めて、利き手で三本の指を使って持つことに気付きます。

NGワードは【鉛筆】と【書く】

【書く】を使えないことは本当に苦しい!

「紙にこれを押し付けて」、とか「すべらせて」とか、「国語のときはひらがな、算数の時は数字が表れる」とか、頭をフル回転させて考えている様子が伝わってきました。

集中して書き続けます!

 

 

友だちが書いた作文を紹介したら拍手が!

「今までにみんなと同じ小学生が書いたものを読んでみようか?」

と聞くと、すぐに聞きたい!という子と、自分が書いた後に聞きたい、という子がいたので、時間を決めて紹介してみました。

紹介した作文はこちら。

 

この棒は いつも使っている身近なものだ。
大きさはどのくらいだろう?
この棒の長さは足の裏の長さと同じぐらいだ。

では次は太さを教える。
その太さは小指と同じぐらいだ。

色は物によって違って、
長さも使うとべつべつだ。
使えば使うほど短くなっていく。

これの使い方は紙にすべらすと黒い証拠が残る。
そして、けずればけずるほど細くなり、使えば使うほど太くなる。

そしてこの棒の中心は炭でできている。木と木の間にはさまれている。

この物体の材料は木や炭でできている。
この紙に棒を使ってこの文章を書きました。

では、この 僕の足の長さと同じぐらいで、
中心に炭で作ったしんがあって、
木にはさまれていて、
使えば使うほど証拠が太くなり、
けずればけずるほど、証拠が細くなるのはなんだ?

その名はえんぴつだ。

小3Tくん

 

この作文を発表すると拍手が!

芯が炭で出来ていること、芯について「使えば使うほど証拠が太くなる」という言葉

すごーい!とみんな感心していました。

 

こうして、他の子ども達が書いた作文を読むことで

自然に良く書けている作文が分かっていきます。

 

何を書いていいか分からない子ども達が多くいますが、それは、子どもが書いた、面白く楽しい作文を知らないからです。

 

今回の子ども達、会って2回目でしたけど、何でも言ってくれて楽しい1時間を過ごすことができました。

また次回、会えるのを楽しみにしています(^^)

 

岩下作文教育研究所  岩下春江

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埼玉県川口市柳崎

川口市立在家小、前川小、鳩ヶ谷小、
青木中央小
さいたま市立大牧小、向小、芝原小
開智小、埼大付属小等の
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修学旅行、卒業文集など
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