2020年の大学入試はやっぱり記述式が確実!今の中3からということは・・・?
投稿日:2017年4月14日 | 最終更新日:2017年4月17日
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
今日の新聞は久々に2020年の大学入試の話題でした。
それも1面! と3面。
▼気付いた時にはなぜか、ボロボロになっていた岩下家の新聞(-_-;)
それまで記述式の試験を大学入試で導入するぞ!と言ってはいたものの
じゃあ誰が採点するんだ?
大学入試センターは
「時間が掛かるからいやだ!」と言いました。
少し妥協して
「80字なら採点してもいいよ。」
それじゃ、記述式の意味がないから、もっと長くして民間業者に委託しようかな
どうしようかな、というところでした。
今回、80字から120字の記述式問題ということに決めて、採点は民間業者に委託しようと話がまとまったようです。
80字から120字ってどれくらいだと思いますか?
新テストでは「記述式」の導入も大きな柱となる。文科省はこれまで、国語で、①80字以内の短文形式②より字数が多い形式–の2種類を課すことを検討してきたが、大学に
これで80字。
採点の負担がある②は利用が広がらないと判断。センターが採点を民間業者に委託する方
ここでまでで120字。意味が分からないので続けると
式に統一した。
そのうえで、記述式の大問を設け、80~120字程度の問題を含めて3問程度を出題することを検討。
以上、朝日新聞2017年4月14日(金)1面より
大きく「今の中3から」とあります。
ということは、今の小学生は記述式問題がちゃんとできないといけないわけですね。
多分、この改革を受けて、高校、中学、小学校の順で記述式問題に対応する授業に変わっていくでしょう。
▼同じ日の3面には「思考力問う入試」苦心の設計とあります。
制度を改革するために、たくさんの人が頑張って議論しているんだな~ということが分かります。
有識者たちは、今度の改革は必要だし素晴らしい!と言っています。何がすばらしいかというと、点数を取るための人間を育てるのではなく、ちゃんと考えて自分の力で生きていかれる人間をつくるものになるから、ということのようです。
しかし、たくさんの人が関わるうちに、大切な理念が横道にそれてしまったり、運営面でどうしてもうまくいかない面が出てしまったり(特に採点の面)、うまい具合に進まないのだな、という印象です。
では、親として何をしてあげればいいのか、子どもはどうすればいいか?
次回、岩下の考えを述べることにします。