昔の子どもと今の子ども、作文を書いている量が違うから「書けない」
投稿日:2023年6月12日 | 最終更新日:2024年6月12日
昔は3,000作文!?今は?
作文を100作品、書いたことはありますか?
正直、私自身も数えながら書いたことはありません。
でも、小学生の頃は、毎日連絡帳に日記を書き続け、6年間。
そして、中学でも毎日生活ノートに日記を書き続け3年間。
小学校時代は、360日(作品)として×6年間=2,160作品!
中学校時代は、360日(作品)として×3年間=1,080作品!
わたくし、岩下は小学校、中学校合わせて約3,000作品以上書きました!
すごい!
これは、私だけでなく、同じ時代に小中学生だった人々も同じ経験をしているはずです。
だから、ママ達の中には、なぜ子どもが作文で苦労しているのか分からない、とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。
「私自身は、作文に苦労しなかったから、我が子が苦労している気持ちが分からないんです」
分かります。その気持ち。
そして、先日、大学時代の友人に30年ぶりに会って話した時に出たんですが、やはり、作文で苦労したことはない、という話になりました。
「とにかく書いたよね」と。
私と同じように、約50年前小学生だった人は、結構子ども時代に書いていたのではないでしょうか?
書く機会が格段に減っている今の子ども達
子ども達に話を聞いていると、毎日、日記の宿題が出る子はほとんどいません。
多くは、週末に日記を書く、というのが多いです。最近では、日記の宿題自体ない、という子もいます。
「出掛けないから書くことがない~」という文句が飛び出します。
週末だけ書く場合、1年は約52週です。
わたくし、岩下が小学生の頃は毎日書いていたことを考えると
岩下が小学生時代(今から50年前) 1年間 約360作品
今の子ども達 1年間52作品
約7分の1
7分の1ですよ!7分の1!!
7分の1しか書く機会がない子ども達が、書けるわけがないじゃないですか?!
50年前より、学ぶことも増えていますから、書く時間が減るのも仕方がない部分があります。
でも、書くことに困っているのなら、量をこなすしかないのではないでしょうか?
書く機会が減った子ども達の面白い固定概念
今まで子ども達と作文を書いてきて、子ども達は面白い固定概念を色々持っています。
そのひとつが
出掛けないと作文は書けない
つまり、普段の生活の中では書くことはない。
週末に出掛けたり、何か行事がない限り作文は書けない
そんな固定観念を持っています。
しかし、毎日日記を書いていた私たち世代は、何もない普通の日々を文字にしていたわけです。
人が生きるということは、毎日、色々なことを感じ、色々な経験をするということです。
そんな小さくもかけがえのない経験に気付くことから、日記や作文が始まるのではないでしょうか?
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