朝日新聞埼玉版に掲載されました
コロナ禍のもとで 声@埼玉
朝日新聞埼玉版には毎週水曜日「コロナ禍のもとで 声@埼玉」のコーナーが掲載されています。
新型コロナへの思いや体験、投稿を募りますとのことですが、投稿は毎週載っているわけではありません。
この夏の経験を年内にここに投稿してみよう!と思い立ちました。
掲載された投稿
「忘れられぬ救急隊員の言葉」
今年のうちにお礼が言いたくて筆をとりました。
第5波真っただ中の7月下旬の未明、家族が突然の腹痛を訴えました。
我慢できないほどの痛みだといいます。でも病院はまだ開いていません。
コロナ患者の急増で医療現場がひっぱくしているなか、そもそも救急車を呼んでよいものか。
散々迷った末、119番通報しました。
幸い搬送先はすぐ決まりました。家族が診察室に入るのを見届け、引きあげようとする救急隊員に
「こんな時にすみません。ありがとうございます」
と伝えました。
すると、救急隊員は
「こんな時だからこそ我々がいるのです。呼んでくれていいんですよ」と。
その言葉と表情には一点の曇りもありませんでした。
揺るがない使命感に触れ、ほっとして泣きそうになりました。
救急隊員のあの澄んだ力強いまなざしは忘れられません。
家族は皆様の温かい心に助けられ、無事回復しました。
朝日新聞埼玉版2021年12月22日より
どうしても救急隊員さんにお礼を言いたかった
目の前で苦しがっている家族を見ながら、救急車を呼んでいいか本当に悩みました。
病院へも迷惑がかかるのではないかという心配もあり、申し訳ない思いで待合室で待ちました。
そんな時の言葉です。
聞いた瞬間
「一点の曇りなし!!!」
この言葉が浮かびました。
偽りなしの言葉だと確信しました。
形だけの言葉なら、ちょっとした態度や表情に表れます。特に悩んだり困ったりしている弱い立場の時はそんな態度を敏感に感じるものです。
ところが、本当に「一点の曇りなし!!!」でした。
本当にすごい人達に守られているんだな、とありがたい気持ちでした。
消防署にお礼を言おうと思ったのですがどこの署か分からなかったので、投稿という手段を取りました。
あの救急隊員さんも読んでくれているといいな、と思います。
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話を聞くだけの内容なので、作文に強い苦手意識がある場合でも気軽に受講して頂けます。
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