投稿に応募しようとして締め切りが過ぎてしまった悔しさ
朝日新聞「まなび場天声人語」応募しようとしたのに
今日2021年11月22日の朝日新聞に、「まなび場天声人語」が掲載されました。
読解力アップにも役立つ「見出し作り」です。見出しを考えることは、文章が訴えたいことを短い言葉で表現する訓練にぴったりです。読者のみなさんの投稿から選ばれた優秀作を紹介します。
10月10日に掲載された天声人語に見出しを付ける、という課題です。
課題が出た時に、「応募しよう!」とチラシを保存し、タイトルをいくつもメモして、これじゃだめだとか、何日も悩んでいるうちに気付いたら締め切り日の翌日。
締め切りを過ぎてしまったと気付いた時のショックは大きいものでした。
投稿しよう!と決めた時は、気分も上向きで頑張って考えて、もしかしたら採用されるかも、という希望も抱きつつ楽しみにしていました。
それが、応募もできなかっというショック。
選ばれるべきたくさんの応募作品の中に入ることもなかったのかと、本当に残念な気持ちでした。
応募未遂の見出し
応募しようと頑張ってメモしていた切り抜きです。
- 家に帰らない選択をとれるか?
- 家に帰らない勇気があるか?
- 家に帰らないという勇気と選択
- 帰らない勇気 防災備え
- 帰らない勇気 備えの新しい形
- 新しい防災の意識 帰らない勇気
10月7日に起きた震度5の地震の際、帰宅困難者が多く出た、筆者は以前横浜の自宅まで歩いて帰った経験がある、という内容の天声人語につけるべき見出しは?というお題でした。
私は、「家に帰らない」こともひとつの選択だけど、勇気がいると感じました。
本能的に家に帰りたくなるけれど、そうじゃない場合もあることをとっさに判断しなければならないのが災害だ、と。
似ている作品が選ばれていました
優秀作が5作品。
その中に、私が考えた見出しと似たものがありました。
「とどまる」ための勇気と備え
朝日新聞2021年11月22日「まなび場天声人語」より
「勇気」「備え」
私が考えた言葉が2つ入っていました。
同じようなことを考える人がいるんだな、と思うと同時に、私も応募していたら採用されていたかもと正直、悔しい気持ちも生まれました。
でも「とどまる」は、私が考えた「帰らない」よりずっとふさわしい言葉だと感じました。
投稿は採用されなくても勉強になる
今まで何度も投稿してきましたが、採用されないことの方が多いわけです。
でも、採用されない時こそ、「どういう作品が採用されたのか」気になるので深く読みます。
なるほど、こういう風に考えていけばいいのか、とか、よく考えたな、とか、これじゃ私はかなわない、など
ただ、読むだけとは違ってものすごく勉強になるのです。
今回、筆者が作った見出しも載っていました。
歩いて帰った8時間 減災へ戒め
出典 同上
さすが、プロは違う。
自分で考えて、応募しようとしたからこそ、この見出しのすごさを感じることができます。
今日の生活面「ひととき」には亡くなった瀬戸内寂聴さんに何通も手紙を書いたのに、投函できなかった残念さを書いた方が採用されていました。
投稿とか、応募とか、手紙とか、出しそびれた後悔は大きい。
明日になればもっといい作品ができるかも、と思っているうちに締め切りが過ぎてしまう虚しさ。
完成度を高めようと思っても、しょせん自分の力はたかが知れている。
それより、ポストに入れるという行動こそが大事だと改めて感じた出来事でした。
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