子どもが目標を立てる時苦手なこと、やってみる価値があること
未来を想像しにくい子ども達
子ども達は、過去を振り返りにくいばかりでなく、未来を想像することも苦手です。「今」を精一杯生きる生物だからです。大人が立てる「今年の目標」というものもピンとこないことが多いです。
でもそれはある意味当然で、学年が変わるとクラスも変わるので友達も変わり、今の生活は維持できないことを子ども達は経験によって知っています。
私立の学校は別だと思いますが、多くの子が通う公立では「クラス替え」「先生の交代」ということが子どもの生活に大きく関わることが未来を予想しにくい原因のひとつだと言えます。
10倍目標のすすめ
ですから、子ども達には目標は必要ないとも言えます。無理に今年の目標を立てなくてもいいのですが、あえて、立てるとするならば
叶いそうなものではなく、10倍目標はいかがでしょう?
「どうせ叶いっこない」
ということを子ども達は結構シビアに考えています。今の自分がどんな状態かということを大人が思う以上に把握しています。
だったら、「どうせ叶いっこない」目標を言わせてみましょう。
叶うはずはないと思うくらい嘘みたいな目標って何?
もう、嘘だー!ありえない!と子どもが言うくらい意外な言葉を言わせてしまいましょう。
言いながらゲラゲラ笑っちゃうくらいがいいです。
10倍目標で分かるのは、子どもが考えていることが何なのか知ることができることです。笑っちゃうような実現不可能と思えることでも、子どもの心の中にあるから言葉になるのです。
何もなければ、言葉にすらなりません。
心に引っかかっていることが垣間見える機会として捉えてみてはいかがでしょう?
1年後、確かめてみましょう
10倍目標は、書き留めておきましょう。文字にすることで、実現の可能性の扉が開きます。
そして、1年後、それを見直します。
また笑っちゃうかもしれませんし、もしかした目標に少し近付いているかもしれません。
叶わないとは言い切れません。
スポーツ選手で「オリンピックで金メダルを取る」と卒業文集で書いていたと報道されることがよくありますが、1年ではなく続けて何年も願っていた成果ですね。
私も絶対無理だろうと思うことを10倍目標として30個ほど書きましたが、1つ達成できました。
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作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
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