しりとりはひとつじゃないよ いろいろあるよ 作ってみようの講座
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
今週は、「しりとりうた」をつくりました。
しりとりと言えば、
リンゴ→ゴリラ→ラッパ→パイナップル・・・
が、普通ですね。
「ん」を言った人が負けで、おわり。
でも、古い時代には少し凝ったしりとりがあったみたいです。
参考にしたのはこちらの本
☆★「ことばあそびの本」小島貞二編著 アリス館
当時、「ワン」と「ニャン」の2冊セットになっていて、
初版本で買ってありました。
20年ぶりに日の目を見ました^^;
「ぼたんに唐獅子竹に虎」
って知ってますか?
江戸時代から明治にかけて大流行したそうです。
ぼたんに唐獅子竹に虎/虎をふまえて和藤内(わとうない)/
内藤さまはさがり藤/富士見西行後ろ向き/むき身ははまぐりばか柱/
柱は二階と縁の下/下谷上野の山かつら・・・・・・
「ことばあそびの本」小島貞二編著 アリス館より
と、続くのですが、このしりとりの決まりは?と聞くと、
子ども達、頑張って探します。
いつものしりとりと違って、
○「一文字」だけでなく「二文字」を使っている
○最後はまた「ぼたんに唐獅子竹に虎」で終わる
ということを調べます。
ほかにも「地震かみなり火事おやじ」で作者が作っています。
やみくもに言葉をつなげていくのではなく、
「昔話シリーズ」になっている、
と面白いことも知ります。
そして、もうひとつ。
「いろはにこんぺいとう」
いろはにこんぺいとう/こんぺいとうはあまい/
あまいはおさとう/さとうは白い/白いはウサギ・・・・
「あんたがたどこさ」ましませつこ著 こぐま社より
最後に「いろはにこんぺいとう」で終わる、というものです。
「ぼたんに唐獅子」も「地震かみなり火事おやじ」も「いろはにこんぺいとう」も
最初の言葉にもどってきますが、このことを
「文字ぐさり」というそうです。
どれが作りやすいか、試した結果、
「ボタンに唐獅子」は、難しい。
最後の2文字を取っていくことだけでなく、
「七五調」を作りこむことがかなり難しい。
時間があるときにじっくり取り組むべきだと
判断しました。
なので、今回は「いろはにこんぺいとう」を作りました。
ただ、ちょっと難しかったことが…
「こんぺいとう」をよく知らないのです。
今度やるときは、「こんぺいとう」を食べてから
作らなければなりませんね。
さて、しりとりうたを作ることで、何を狙ったかというと、
言葉の発想力です。
自分の気持ちを書けるようになるには、
言葉がスラスラと出た方が、楽に決まっています。
スラスラと言葉を出すためには、色々な方法で、
言葉を操る練習をした方が、脳から出やすくなりますよね。
作文も書きますが、時にはこうした言葉遊びも
取り入れて、脳を柔らかくしていきます。
面白い作品ができそうですよ。
できたらご紹介しますね(^^)
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