読書感想文の本の選び方は?書きやすい本はある?岩下の選び方は?
読書感想文を書きやすい本ってありますか?
本の選び方に悩んでいらっしゃる方は案外多いです。
「なんでもいいよ」
といいつつも、感想文が書きやすい方がいいに決まっている!
そんな風に親としては思ってしまいますよね。
正直言って、私の経験上、「書きやすい」本はありません。
そもそも読書感想文そのものが難しいからです。
どんな本でも、感想文は難しい。
だから、どんな本でも書きにくい。
逆に言うと、どんな本でも書けます。
岩下のおススメは「読みたい本」
課題図書の封筒を見て、「読んでみたいな」と思えば書けます。
とにかく読みたい本を読む!
これが一番です。
お子さんに負担なく、楽しんで読める本であれば、どんな本でもいい、というのが私の考えです。
実際に子ども達はどんな風に選んでる?
子ども達に聞くといろいろな理由があがります。以下、子ども達が言っていた言葉です。
- 題名が面白そうだった
- 表紙の絵がカッコ良かった
- 表紙の女の子がかわいかった
- さし絵がたくさんあった
- 友達が面白いと言っていた
- 図書室でいつも人気がある
- 恐竜が好き
- 歴史が好きだから織田信長の本を読みたかった
- テレビドラマを見たら本(原作本)も読みたくなった
- 字が少なくて読めそうだった
- お母さんが読めと言った
- お父さんが勝手に買ってきた
- お父さんが子どもの頃に読んでいたと言った
見た目派、口コミ派、目的派などに分かれます
見た目派
表紙の絵に惹かれる子が多いです。
女の子の顔だったり、動物の絵だったり。題名の面白さも子どもを引きつけるようです。
文字が多いか少ないかも大切な要素です。
自分が読みやすい「量」は子ども達自身が分かっています。
口コミ派
友達から紹介された、という子がいます。友達同士で本の情報交換なんていいですよね!
図書館でいつも予約で借りられないから気になっていた、という子もいました。
夏休みを機に、借りてみたそうです。
「怪人二十面相」はパパが子どもの頃読んでいたと聞いたから、自分も読めるはずだと対抗心を燃やしてチャレンジしたそうです。
目的派
歴史好きの子は、テレビで見た織田信長が知りたくなって本を借りたそうです。
最近は、ドラマの本も出ています。小説を原作にしたものなどドラマが気に入ったからこそ、読んでみたいと思うようです。
私も、このパターンの時がよくあります。
肯定的服従派
「お母さんが読めと言った」
「お父さんが勝手に買ってきた」
服従することはあまりよくない、という印象を持ってしまいがちですが、子ども達はそんな風に思っていません。
「本好きのお母さんが選んだ本だから間違いない」
と言っていました。お母さんのことを素直に尊敬しています。
「ある日お父さんがくま○○書店の袋をポンとぼくに渡した。」
という書き出しで感想文を書いた子もいます。
お父さんが買ってきてくれた、そのことが嬉しそうでした。
子ども達は、親御さまのことが大好きです。大好きな親がすすめるから読んでみよう、という素直な気持ちも子ども達から感じられました。
親が「これを読んでみたら?」と言って納得するならそれもありではないでしょうか?
本を選んだ理由が感想文を書くのに役立つ
読書感想文はだいたい原稿用紙3枚です。
3枚を感想だけで埋めるのは至難の業。
そこで、どうしてこの本を選んだのか、必ず理由を書いてもらうことにしています。
理由には、個性が表れます。
そして、その子の経験や好み、考え方が一番分かります。
ですので、私は、どんな本でも感想文を書かせることができるというわけなのです。
図鑑でも、漫画でもOK
図鑑でも漫画でも描くことができますよ。
ただし、学校が許してくれれば、です。
学校で禁止されているものを提出すると、お子さんが学校で怒られて、後で傷つくことになってしまいます。
そんなことにならないように、もし、「図鑑や漫画で書くかもしれない」
と思ったら、夏休み前に学校に問い合わせておきましょう。
夏休みに入ってからでは、回答が延び延びになってしまう場合があるのでご注意を。
参考になりましたでしょうか?
ちなみに、岩下がオススメの本は無料メール講座
ママも感動!小学生30人全員90分で読書感想文が書けた!
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の最終回で紹介しています。
読書感想文を90分で書けた! 子どもの素直な感性を引き出す7つの鍵
この7つの鍵で、子ども達が感じたことを引き出しています。
難しいことはひとつもありません。
「声掛けの例」も載せました。
お子様らしい表現でお子様だけの感想文が仕上がりますように。