ペンが走るとはこのことかとびっくりしました!【子どもの作品とママの感想】

投稿日:2016年12月28日 | 最終更新日:2017年3月31日

子どもの本音を言葉に変換!

感じて考えて書ける子に

岩下作文教室 岩下春江です。

 

昨日の桜区田島の出張講座で書いてくれた作品を紹介します。

ママ達の了解を得たものです。

全員同じ「ネタ」です。手のひらサイズのスポンジです。

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【小2 Kさん】

モフモフとかフワフワとか 様子を表す自分なりの言葉が上手です。

「何がくるかな。」

先生がわたしの手の上になにかをおきました。

さわったら モフモフしていて フワフワしていました。

かたいところとやわらかいところがありました。

小さなあなとうずまきみたいなかんじでした。

下のほうが 丸いかんじだったので 小さなボールかなと思いました。

モコモコで あったかかったです。

お米みたいな形もしているような タマゴのような形をしていました。

見てみたら にこにこしていて かわいいスポンジでした。

てっぺんがとがっている かわいい しずくのような形をしていました。

見てみたら にこにこしていてかわいいスポンジでした。

わたしはこれになまえをつけます。

ゆんらららら

です。

どうしてかというと ポンポンすると ゆらゆらしているからです。

(307文字)

 

 

【小2 Aさん】

いろんなことが思い浮かんで、それを全部、言葉にできています。

「プレゼントはえんぴつかな?」

先生がわたしの手の上になにかをおきました。

どんなのにつかえるんだろう。

バッグのおもちゃみたいだけど、あと二つのあなはなんだろう。

えんぴつのりゆうは、さくぶんのとき、えんぴつをつかうからです。

ホワイトボードのけすやつかな。

なんしょくだろう。

かたちはなんしゅるいあるだろう。

色はみんなおなじかな。

手の上にのったものは、ざらざらとスポンジだけど

どんなかたちかな。

自分はハートのバッグのかたちの、スポンジかなと思いました。

しずくのかたちのだったので こういうなまえにしました。

それは にこたま

です。

りゆうは にこにこしているし

「たま」ってつけたら かわいいかなと思ったからです。

(296文字)

 

【小2 Aさん】

書くうちに、どんどん言葉が出てくるようになったそうです。

あまりに詩的な表現に、ママ達もびっくり!

「何がくるんだろう」

先生が私の手の上に何かをおきました。

スポンジかと思ったけど 上がざらざらしているかな。

さわると さきがとんがっていたから だれかの 目にも見えたし

しずくの形にも見えた。

しずくの口のところが ほそい みか月にもみえた。

スポンジがキラキラしているようにみえたから、

夜空に星がキラリと出ているようにみえた

わたしはこれに名まえをつける。

名前は、しずく です。

(296文字)

テンプレートとはいかないまでも、書き出しの言葉などを指定しました。

最初の書き出しは

「先生が何か私(ぼく)の手の上においた」

触った感じ

見た感じ

を書いて、最後のまとめには、

「これに名まえをつける」

としました。

名まえをつけるのは、大好きな子と苦手な子がいます。

苦手な子には、違う案を提案します。

 

これを見ていたママ達は、驚いていました。

いつも、静かであまり意見を言えない子が、思いもよらないすごく詩的な表現ができた。

緊張してできるかな、と心配していた子が最後の発表で笑顔で堂々と読めた。

こんなに速く書けるとは思わなかった。「ペンが走る」のを初めて見ました

心の中の言葉を引き出してもらえました。

私は、文字は指導しないので、消しゴムを使わせません。

それよりも、感じたことをすぐに書かなければ忘れてしまう!

丁寧に書いたり、漢字に変換するのは、提出する時に自分でできるはず。

 

ママの感想ですごいのが出ました!

「心理とかオーラを見てくれる先生のように感じました」

いえいえ、心理も詳しくは分かりませんし、オーラは見えません(>_<)

でも、長年の経験で、子ども達がどんなことにつまづいていて、

どんなことを心配に思っているかは、分かります。

 

子ども達が、自分の気持ちを素直に出せる作文をどんどん書けますように(^^)

 

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