苦手な説明文も身近な○○○○で創造的に克服!
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教育研究所 岩下春江です。
説明文の問題が苦手((+_+))
物語の問題は得意だけど、説明文の問題になるととってもダメ!
そんな悩みをずっと抱えていました。
国語のテストでは、物語は楽しく読んで解くことができるけれど
説明文になると、もう何を言っているか全く分からない!
そんな悩みの解決法、
見つけてしまいました(^^♪
説明文の攻略法
説明文は説明文で攻略するべし!
これをやったとやらないでは、理解力が全然違います。
つまり、自分で「説明文」を書くのです。
書けない!
と思うでしょうが、世の中は説明文であふれています。
例えば、取扱説明書(通称トリセツ)。
これがなければ、電気製品の使い方やお手入れ方法、トラブル対策など
分かりません。
例えば、料理のレシピ。
レシピの通りに作って、料理が再現できるかどうか?
結構、再現できないこと、多くありませんか?
再現できないということは、説明が足りない、ということですね。
というように、生活の中に、実は説明文があふれているわけです。
だったら、自分でも書けると思いませんか?
○○○○を説明する
小学生作文力アップ講座inやなぎさきの講座が先週15日に行われました。
そこで取り上げたのが
えんぴつです。
これは、私の愛用えんぴつ。上の2本は「子どものバイエル」とピアノの本の名前が書かれています。
下の3本はここ数年、使ってます。消しゴムがお尻についていないとダメなんです。
ピアノのレッスンで、使っていますよ。
子ども達に、自分のえんぴつについて書いてみる
というお題を出しました。
普通の作文じゃありません。NGワードがあります。
それは、
えんぴつ
書く
この2文字を使ってはいけないという条件です。
最後に、実はこれはえんぴつだった、という種明かしになるような構成を求めました。
子ども達の作品
ウエブ上で見やすいように漢字変換、改行してあります。
小3Tくん
この棒は いつも使っている身近なものだ。大きさはどのくらいだろう?この棒の長さは足の裏の長さと同じぐらいだ。
では次は太さを教える。その太さは小指と同じぐらいだ。色は物によって違って、長さも使うとべつべつだ。使えば使うほど短くなっていく。
これの使い方は紙にすべらすと黒い証拠が残る。そして、けずればけずるほど細くなり、使えば使うほど太くなる。
そしてこの棒の中心は炭でできている。木と木の間にはさまれている。
この物体の材料は木や炭でできている。この紙に棒を使ってこの文章を書きました。
では、この 僕の足の長さと同じぐらいで、中心に炭で作ったしんがあって、木にはさまれていて、使えば使うほど証拠が太くなり、けずればけずるほど、証拠が細くなるのはなんだ?
その名はえんぴつだ。
↑小3T君は、長さを例えるのに、自分の足の裏を使いました。「長い」「短い」という感覚は人によって違います。何かに例えるのが分かりやすい、と伝えたらいろいろ試して足の裏を選びました。「証拠」という言葉が光っています。最後になぞなぞにし、読者に問いかける形にしました。いつも、目をキラキラさせて書いています。
小4 K君
「クイズ しんがついて棒がある物はなんだ?」
その大きさは手のひらの長さと同じです。次は太さだ!!薬指と同じだ!
色は無限にある。ちなみにぼくが想像するのはオレンジとパープルだ。使えば使うほど黒い棒の物体がけずれる。その黒い物体をけずり、また使える便利なものである。
ふだん、自分が使うランキングを発表する。5位作文 4位メモ 3位絵(電車)2位宿題 1位 学校の算、国、理、社。
使い方 ①手に持つ ②紙にしんをけずって当てる ③文字を作る
ザ・まとめ 今こそこの名を伝えよう!!!
え・ん・ぴ・つ という!
↑小4K君は自由に想像します。「クイズ」という題名を付け、最後は、トリセツのように①②という書き方になりました。使い方としてランキング形式を用い、「ザ・まとめ」としました。まとまりのない書き方に見えますが(失礼!)サクサク読んでいかれます。K君のワクワク感が伝わるからでしょうね。
自分の中に浮かんだ言葉に対して、押さえつけずそのまま文字にできるのが良いところです。
小3 K君
これはふしぎな木の物体だ。大きさは人差し指と親指をのばしたくらい。下からみるとダイヤの形だ。6枚の長しかく(ながしかく)で囲まれている。上から見たら丸に見える。
6枚の長しかくで囲まれている色は、いろんな色がある。木で作られているけど木の色はそんなにない。
まん中にはダイヤモンドをやわらかくしたものがあるけれど、ダイヤモンドみたいにキラキラじゃなく黒くてふしぎです。
(※ここから「使い方」について書く予定)
ふしぎな木の物体は なんとふつうに売っているえんぴつだった。
↑小3K君は、炭とダイヤモンドは同じものだ、という知識がありました。その説明をするのに、難しく、何度も挑戦したので、「使い方」について書く時間がなくなりました。他の2人が見に来て、芯はダイヤモンド!ということに感心していましたよ(^^)
3人だからこその楽しさ、学べる面白さ
このクラスは定員3人です。
それ以上多いとひとりひとりに私の目が届かないからです。
マンツーマンのクラスもありますがあえてグループレッスンにしています。なぜなら、3人いることでとても面白い化学反応が見られるからです。
パクリOK
の決まりを出してあります。友達のを見て、いいと思ったらどんどんパクリなさい、と。
学校では絶対ダメなことですが、仕事で成功する人は必ず何かしらパクってまねをしていますよね。
ですから、私も子ども達にやらせることにしました(^^)
実は、この3人、そろうのはこの日が初めてだったんですが、お互いにパクリ合い(笑)ニコニコ話していました。
こんな風にコミュニケーション能力を鍛えることもできるので、2020年の教育改革で、思考力、表現力、判断力を評価するようになっても、生き生きとした元気な人材を育てることができると確信しています。
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