この講座は終了しました。ご参加ありがとうございました。
説明をするのは日常生活で必要
子どもと話す時、何がイライラするって、説明が分からないということはありませんか?
私が一番好きなぬいぐるみはね
○○って言う名前だよ。
耳があって目が大きいの。
色は赤と白なんだ。丸いって言うか、四角いところもあるよ。
かわいいよ。
どんなぬいぐるみか想像がつきません。
子どもの中ではイメージできていることでも、それを人に伝えるのは難しい
ということを分かっていません。
説明すると、ママやパパがいやがるから、話さない
という悪循環も生まれます。
子どもが説明できないわけ
子どもは自分中心に世界は回っていると思っている生き物です。
だから、自分の話はみんなが分かってくれる、と思っている節もあります。
良くあるパターンが
- 大きい→ ゾウみたいな大きさなの?
- 長い→ 綱引きの綱くらい長いの?
- 細い→ 糸くらい細い?
こんな会話を子ども達とします。
自分の感覚で、大きさ、長さ、量、などを伝えようとするので、他人には伝わらないのです。
たとえば鉛筆を説明させると?
子ども達に、自分の鉛筆について書いてみる
というお題を出します。
私の鉛筆は、細長いです。色は緑です。中に芯が入っています。毎日勉強する時に書きます。
こんな感じに書ければ、伝わります。
しかし、説明って大切だよ、と知ってもらうためにNGワードを指定します。
それは、
- えんぴつ
- 書く
この2つの言葉を使ってはいけないという条件です。
最後に、実はこれはえんぴつだった、という種明かしになるような構成を求めました。
子ども達の作品例
ウエブ上で見やすいように漢字変換、改行してあります。
小3Tくん
この棒は いつも使っている身近なものだ。大きさはどのくらいだろう?この棒の長さは足の裏の長さと同じぐらいだ。
では次は太さを教える。その太さは小指と同じぐらいだ。色は物によって違って、長さも使うとべつべつだ。使えば使うほど短くなっていく。
これの使い方は紙にすべらすと黒い証拠が残る。そして、けずればけずるほど細くなり、使えば使うほど太くなる。
そしてこの棒の中心は炭でできている。木と木の間にはさまれている。
この物体の材料は木や炭でできている。この紙に棒を使ってこの文章を書きました。
では、この 僕の足の長さと同じぐらいで、中心に炭で作ったしんがあって、木にはさまれていて、使えば使うほど証拠が太くなり、けずればけずるほど、証拠が細くなるのはなんだ?
その名はえんぴつだ。
↑小3T君は、長さを例えるのに、自分の足の裏を使いました。「長い」「短い」という感覚は人によって違います。何かに例えるのが分かりやすい、と伝えたらいろいろ試して足の裏を選びました。「証拠」という言葉が光っています。最後になぞなぞにし、読者に問いかける形にしました。いつも、目をキラキラさせて書いています。
小4 K君
「クイズ しんがついて棒がある物はなんだ?」
その大きさは手のひらの長さと同じです。次は太さだ!!薬指と同じだ!
色は無限にある。ちなみにぼくが想像するのはオレンジとパープルだ。使えば使うほど黒い棒の物体がけずれる。その黒い物体をけずり、また使える便利なものである。
ふだん、自分が使うランキングを発表する。5位作文 4位メモ 3位絵(電車)2位宿題 1位 学校の算、国、理、社。
使い方 ①手に持つ ②紙にしんをけずって当てる ③文字を作る
ザ・まとめ 今こそこの名を伝えよう!!!
え・ん・ぴ・つ という!
↑小4K君は自由に想像します。「クイズ」という題名を付け、最後は、トリセツのように①②という書き方になりました。使い方としてランキング形式を用い、「ザ・まとめ」としました。まとまりのない書き方に見えますが(失礼!)サクサク読んでいかれます。K君のワクワク感が伝わるからでしょうね。
自分の中に浮かんだ言葉に対して、押さえつけずそのまま文字にできるのが良いところです。
小3 K君
これはふしぎな木の物体だ。大きさは人差し指と親指をのばしたくらい。下からみるとダイヤの形だ。6枚の長しかく(ながしかく)で囲まれている。上から見たら丸に見える。
6枚の長しかくで囲まれている色は、いろんな色がある。木で作られているけど木の色はそんなにない。
まん中にはダイヤモンドをやわらかくしたものがあるけれど、ダイヤモンドみたいにキラキラじゃなく黒くてふしぎです。
(※ここから「使い方」について書く予定)
ふしぎな木の物体は なんとふつうに売っているえんぴつだった。
↑小3K君は、炭とダイヤモンドは同じものだ、という知識がありました。その説明をするのに、難しく、何度も挑戦したので、「使い方」について書く時間がなくなりました。
この説明文を書いてみませんか?
第2回 NGワードに注意して説明文を書こう~毎日使っているアレを友だちに説明できるかな?~
日時 2019/6/17(月) 16:40~17:40
場所 埼玉高速鉄道浦和美園駅3階SRカルチャー(浦和美園駅改札出てすぐ)
対象 小学生
定員 8名(残4名)
持ち物 筆記用具、必要なら飲み物
・SRカルチャー小学生作文力アップ講座規約
に同意した上でお申し込み下さい
※第1クラスは同じ内容を6/24(月)におこないます。(満席)
よくある質問
Q 1回だけ参加したいのですができますか?
気になる講座ひとつからご受講頂けますので、選んでお申し込み下さい。
Q 休む場合はどうしたらいいですか?
まずは、安全確保の面からも、ご連絡下さい。後日、補講で対応します。
(オンラインにて30分間 おひとり1回限り)
Q 受講料は当日現金でもいいですか?
時間に制限があり、講座の時間を確保するため
事前に指定口座への振込みをお願いしています。ご理解の程よろしくお願いします。
Q 場所がよく分かりません。
こちらの案内を参考にして下さい。<詳しい案内→>
浦和美園駅の改札を出て3分くらいです。外に出ることもありません。
Q ノートや原稿用紙を持っていくんですか?
必要ありません。
オリジナルの作文用紙を使いますので、お子さんは、鉛筆を持って来るだけで講座が受けられます。用紙、教材すべて受講料に含まれます。
お気軽にお問い合わせください24時間受付(返信は営業時間内となります)
メールでのお問い合わせ お気軽にお問い合わせください体験講座を受けてみませんか?
作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
コメント欄でお気軽にご要望をお寄せください。