継続して書くことで自分の思いがスラスラ出るようになる~西堀作文クラブ開催レポ~
投稿日:2017年3月30日 | 最終更新日:2017年4月10日
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
今日は、西堀作文クラブの出張講座に行って参りました。
西堀作文クラブは、去年の年末に呼んで頂いたご縁で、ママ達が公民館を借りられるように【クラブ】を作ってくれました(^^)
すごい行動力!
そんなママ達の子ども達も活動的です。
久しぶりに会った子、初めての子、どの子もかわいい(^^)
今日のお題はこちら
100均で手に入れた「タッセル」です。
手芸用品のコーナーにあって、ストラップにしたり、小物に付けたりする材料です。
これを、いつものように目を閉じて「さわり」目を開けてよく「見て」
自分の中に浮かんだ言葉をよ~く意識して、作文を書きました。
びっくりしたのは、書く速さ!
すごい勢いでどんどん書きます。前回より確実にスピードアップしています。
今日、初めて参加した子がいたのですが、あまりの迫力にちょっとびっくりしていました。
慣れてきて、やり方が分かると子ども達は
浮かんだ言葉を文字にするまでの時間が短くなっていきます。
小2 Nちゃん
初めての参加です
わくわくするなぁ
なにをするんだろう
すごくドキドキするなぁ
先生が手になにか おいた
なんだろう
きんちょうするなぁ
さらさらした。するするもする。つめた~い。
見てみた。みどり色だ。
すこし大きい。
家にある みずいろのとくらべて おおきかった。
名前は分からないけれど家に同じようなものがあるそうです。
かみのけみたいだ。
すごいきれい。
わたしは、はじめて さわったり、みたりして作文をかいた。
(ここに)くるときは、すごくしんぱいだったけど、たのしかった。
さわるって たのしい。(192文字)
はじめての、ドキドキと楽しさが伝わります。
時系列に書かれていること。文が短いこと。
このことでとても読みやすく、伝わります。
詩のようにも感じます。
小2 Aちゃん
「ふわふわだ」
右手でさわったら、ふわふわしていた。見てみたら、糸がみどりいろで、かみの毛みたいなほそい糸がくっついていた。
かみの毛みたいのはさわったときにつめたかったところから くっついていた。
タッセルの銀色の留め金が「つめたい」と言っています
さわるまでは、手がつめたくもあったかくもなかったのに、さわった後は、とくにゆび先がつめたくなっていた。
みどり色の糸がついているところが でんきにてらされて ひかっていた。
いっぽんずつ みると テーブルが茶色だったから、細くても めだってみやすかった。
ちょっとせんが 光っていてきれいだった。
1本の細い糸のことですね
さわったときは、少し かみどめかなぁとおもっていたけど、
見たら黒いゴムがついていた。
だけど、かみどめのかざりでは 少し大きかった。
はえていくところから どんどん 太くなっていくかんじだった。
先生がはじめ 手を持ってふくろの中にいれていくから
何がくるの?と思っていた。
もう二回目だけど ちょっと たのしみだった。
見ないでさわるだけっていうのは、まっていられないから
がまんするのが とてもたいへんでした。 (427文字)
Aちゃんに、「待っていられないことをさせる先生はいじわるだ」って書いていいよ。
と言ったら、笑ってました(^^)
Aちゃんは詩的な表現が得意だということに前回、気付きました。
今回も、素敵な感性を表現できました。
前回より自信を持って、自分のペースで書いていました。
1回だけの経験も無駄ではありませんが、少しでも継続して書いていくと、子ども達の良さが伝わる作文が、どんどん生まれてくると感じた今日の講座でした。
皆さん、ありがとうございました。
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