「面白くない」「つまらない」って言っていいんだよ。というと驚く子ども~読書感想文講座開催レポ~

子どもの本音を言葉に変換!

感じて考えて書ける子に

岩下作文教室 岩下春江です。

 

先週3月11日に「もうこわくない!読書感想文」の講座を開講しました。

えんぴつがカリカリ響き渡り、

岩下の話に集中して聞いてくれて、充実した講座となりました。

ご参加下さった皆さん、ありがとうございます!

講座の流れ

▼プラザイーストは明るくて開放的。

▼▼テンプレートに書き込んでいきました。

一番下の縦用紙は、今回初お目見えのオリジナル作文用紙!

スラスラ書き易い~と評判でした(^^)

こうしてできた感想文はひとりにつき2つ!

今回の「お話」はとても短かったので、早く読めました。

今回使ったお話は、東君平の「おはようどうわ」

短くて心温まるお話です。

子どもたちが驚いたのは・・・

わたし、カマ掛けて本音を引き出すのが好きなんですが、

 

「面白くない」とか「つまらない」って絶対書いちゃいけないと思ってるでしょ?

と聞くんです。

すると、大きくうなずきます。子ども達(^^)

 

面白くないと感じている気持ちを曲げることはないです。

特に子どもは。

「面白くない」とか「つまらない」という気持ちを子どものうちに出しておかないと

自分の本当の気持ちはどこにあるのか

大人になってから気付かなくなります。

わたしがそうでしたからね。

それは、またの機会に書きますね。

 

なぜ、こうした気持ちを出さないかというと、特に学校の先生に怒られたからと言うんですね。

もしかしたら学校の先生は怒ったつもりはなかったかもしれません。

でも、子どもにとっては「本当のことを言うと怒られる」と学習してしまいます。

 

そのフィルターを外すのがわたしの役目です。

子どもの生き生きした姿が一番大切だからです。

今回の、フィルターを外した作文はこちらです。

テンプレートに沿って書いたのですが・・・

題名「ぼくと同じ経験がなかった本」小4男子

 

この本を選んだのは、先生が持ってきたから。

読み終わって心に浮かんだのは、「ともだちだと思っていればいいんだから」と言う言葉だ。

なぜこの言葉が浮かんだかというと、ともだちと思っていれば、仲良くできると思ったから。

ぼくは同じことがなかった。

ぼくは大きな地しんや嵐におそわれたことがない。

ぼくだったらだれとでもすぐ仲良くなれるのに。

またこんどおもしろかったから読みたいです。

友達と思えばいいと言った所がおもしろかった。 (206文字)

ごめん!多分わたしは、君が感じたことを分かってあげられていない。

「同じことがない」のに「面白かったから読みたい」という流れ、

間にどんな思考の変化があったのか知りたい。

でも、本音には違いない。彼は、言いたいことをそのまま言っている。

うそはない。ただ、言葉が足りないだけ。ひとに伝えるにはもう一段階。

次に書いたものは分かりますよ。

 

題名「きづかれてもひろわれない1円玉」  小4男子

 

この本をえらんだりゆうは、 お金がおちているから(注:挿絵)どうしておちているのか気になったから読もうと思った。

心にうかんだ言葉は「一円玉はなんどもふみつけられた。」というところです。

もうひとつは、「小さい子どもも一円玉を見つけました。」のところです。

どうしてこの言葉が浮かんだかと言うと、どうしてひろわないのに ふむのか 不思議に思ったから。

ぼくもこういうけいけんが たくさんある。

第七公園であそんでいたとき 一円玉がおちていた。友達もその後気づいた。

お母さんに落ちている物は拾っちゃだめと言われているから 拾わなかった。

友達も拾わずに おきっぱなしになっていた。

ぼくは拾っちゃだめだと思うけど 本当は 一円玉を拾ってほしいと 一円玉は思っていると思います。

この本は、本をよむのがにがての人も みじかいから すぐよめるから オススメします。

(358文字)

文字数は約1.5倍に増えました。

全体を通して言いたいことは分かります。同じ言葉が並んでいるとか、もっと整理した方が分かりやすいのに、などと思ってしまいますが、今回は自力で自分の気持ちを書くことが狙いなので、「伝える」ことは後回しです。

子どもはこんな風に言葉を使うんですね。

分かっているつもりでも、新たな発見です。

 

この子のお母さんの感想です。

岩下先生の指導する作文は、メルマガに紹介されているものも 自分の子が書いたものも

多少訳の分からない表現があっても(笑)

作文自体が何だか生き生きしていて 書き手の子どもの様子まで想像できる感じがします。

まさに、これです!

生き生きしてこそ子ども!

 

終了後は3階の自販機が充実しているので

「純水りんご」を飲みながら帰りました。