新学期のストレスをいやす方法

新学期が始まって1カ月経ちました

子ども達を見ているとこの時期、だいたい2種類の症状があります

 

  1. 学校が楽しくて毎日が楽しみ!
  2. 前のクラスの方が良かった・・・

 

 

「楽しい」派と「辛い」派 です

楽しい派は、問題ありません。ゴールデンウイーク明けも元気に学校に行けるでしょう
問題は、4月を過ごしてみて
  • 前と違う
  • 辛いことがある

などストレスを感じている場合です

 

そんな悩みを抱えた子ども達をいやす方法を提案します

特別なことではありません。当たり前のことですが、新しい方法より結局、原点に戻るのが利く方法だったりします

 

話を聞く

どんなことにストレスを感じているか、とことん話を聞いてあげるのが一番です

 

話したいだけ話させてあげましょう

それだけですっきりします

oyako-kaiwa

 

話が続かない時

おしゃべりな子はどんどん話しますが、話が苦手な子もいます

また、何を言っているか親が理解できない!

これ、多いんですが、まだ言語能力が低いので、子どもは自分が思っていることをうまく伝えられません

 

「うちの子は何を言っているか分からない」

 

よくあることです

 

 

そんな時は質問攻めにします

私も子ども達と話をしますが、子ども達は「岩下先生には伝わっているはず」という前提で話しています

でも、内容がよく分からない

 

質問をすることで、話を具体的に整理してあげます

 

「それって、つまりこういうこと?」

確認しながら、話をすると

「そうそう、そういうこと」

「違う、こういうことだよ」

など、道をお互いに探していく感じです

 

でも、親子で、この作業をするにはお互いに根気が必要です

親も子も言いたいことを感情に任せて表現するので、ケンカに発展ということもありがちです

 

 

まあ、なるべくイライラしないように気をつけるとして(こればっかりは、良い対策がないので、辛抱)質問の仕方を工夫します

 

「うん」と答えられる質問をする

不安そうな子どもを見て「大丈夫?」と聞けば、子どもは「うん、大丈夫」と答えます

会話は終ります

例え、大丈夫じゃなくて、不安なことや心配なことがいっぱいでも「大丈夫?」と聞けば「大丈夫」の答えなのです

親に心配をかけさせたくない「本能」が働くのです

 

会話を続けるには、子どもが「うん」と答えられる質問を投げかけていくのがミソです

ある意味、「かまをかける」のですが、経験上、有効です

例えば

「クラスが変わって色々大変だよね」

「うん」

「先生が違うと困るよね」

「うん」

「宿題が多いよね」

「そんなことない。それよりも話が長いのが嫌だ」

という感じで、最初は「うん」だけだったのが、具体例が出てくることがあります

 

 

 

また深刻そうなときは

「毎日、疲れるよね」

「うん」

「学校って大変だよね」

「うん」

「4月はクラス替えがあるから辛いよね」

「うん」

「友達と別れちゃうしね」

「うん」

「○○ちゃんと話せなくなっちゃった?」

「うん」

「今、クラスで話せる子ってまだいない感じかな?」

「うん」

 

ここまで話して、新しいクラスには知っている友達がいなくて、ひとりぼっちのことが多い、という原因が分かります

 

こういう会話をしていくと「うん」から、だんだん、今の状況や困っていることなど、少しずつ情報が引き出せます

 

多分、「うん」と言うことで自分のことを分かってくれている、と感じるのでしょう

 

子どもの悩みが分かったらやってみること

さて、こんな風に深刻な悩みが分かってしまったらどうするか?

 

私は「辛いね」と言ってたくさん泣かせました

ティッシュで鼻をかんであげて「よしよし」して「辛いのに、4月はよく頑張ったね〜」と褒めてあげます

もし、他にも言いたいことがありそうだったら言わせてあげます

 

 

 

そして、どうするか?

 

「じゃあ、ご飯食べよっか」とか、「泣いたから喉かわいたね、 おやつにしようか」

とか食べることに行動を移すのがいい感じです(過去の経験上とドラマや小説の流れとかでの学習結果…)

 

 

友達をつくった方がいいとか、先生に相談するとかは、まず様子を見てからがいいです

親が認めてくれた、というだけで安心する場合が多いですよ

 

まだ、新学期が始まって1カ月なので、しっかり様子を見てあげるのが第一段階です

 

ストレスを感じたら脳を休める

ストレスは脳が疲れた証拠です

そんな時は寝る!

これにつきます

 

脳の専門家は、脳が疲れたら寝るのが一番、逆に寝ないとストレスは取れない、と言っています

 

寝られる子は寝たいだけ寝させてあげましょう

 

ドライブに行ったら車で寝たままかもしれませんが、家族に囲まれて安心して寝られるのです

 

 

 

新しい環境の疲れをいやす方法は

  1. 話をさせる
  2. 話を引き出す
  3. 脳を休める(寝る)

 

この3つをおすすめします

 

 

そして、作文関係で言うと、気持ちを書くことがとても有効です

大人や大人に近い子どもにおすすめです

 

NASAが認めた日記の効果~2020/4/30朝日新聞より

不安書くことで救われた|朝日新聞2021年9月11日より

 

 

 

 

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