図書館の奥深さが分かる福井県立図書館の「100万回死んだねこ」覚え違いタイトル集

覚え違いタイトルが面白すぎる

タイトルの「100万回死んだねこ」というタイトルは間違いです

正しくは「100万回生きたねこ」です

 

意味は同じような感じだけど、こうしたタイトルの覚え違いを福井県立図書館では「収集」しています

理由はレファレンスサービスをもっとアピールするために図書館が発信できる面白いコンテンツはないか、と思案していたところ、利用者から「この本ありますか?」の答えが秀逸で面白い、そしてこの記録が職員さんの間で共感してなごめるものだった

そんなわけで、「覚え違いタイトル集」なら面白くて親しみやすいと公表することになったそうです

 

そもそもレファレンスサービスとは図書館の資料を用いて、利用者の調査研究を手伝うことだそうです

図書館は読みたい本を探すだけでなく、「調査の助け」をするところでもあるわけですね

何か調べたい時、末尾に「レファレンス」とつけて検索してみることを勧めています

 

私も試しに調べてみました

作文の書き方 レファレンス

すると国立国会図書館のサイトが一番目にヒットしました

 

 

恒例の?15分で感想文

書き方はいつもと同じです

  • 読み終わって心に浮かんでいる言葉
  • なぜその言葉が心に浮かんだのか
  • 自分の体験

 

(読み終わって心に浮かんでいる言葉)

公共交通機関で読んではいけない本だ

(なぜその言葉が心に浮かんだのか)

なぜなら、思わず笑い声が出てしまうから。そして吹き出してしまうから。本のタイトルの覚え違いだけなのに、面白くて笑える。

例えば

痔(ぢ)の本ありますか?と利用者が訪ねるけれど、本当は「痣(あざ)」伊岡俊作だったというような感じ。

(自分の体験)

実は、この本を3回ほど読み返した。

最初はタイトルの覚え間違いの面白さを味わい、2度目は読むうちに「この本読んでみたいかも」と書名をメモしながら。3度目は図書館の「中の人」の感覚が面白くて温かく、楽しく知的な世界だと感じたから。

文体が落ち着いていて決して慌てることなく、温かく知的だった。多分、利用者が「痔の本ありますか?」と聞いても噴き出すことなく平然とした顔で対応し、決して利用者の尊厳をおかすことがない態度と同じ雰囲気なんだと思う。

読んでみたい本が18冊もあった。どんな本なのかちょっとした解説があり、読みたくなった。

図書館で「覚え違いタイトル集に出ていた○○の本を借りたいのですが」と言ってみようか。

442文字

 

推敲含めて12分。

読んでから時間が経ってしまったので、少し手間取ってしまいました。やはり、読んですぐに書いた方が早く書けるし、言葉もすらすら出てきます

「体験」の部分はこの本を3回読んだことを充てました。タイトルの覚え違いを読むうちに、本当に読みたくなって付箋を貼り、メモをしました。

付箋紙が18枚つきました

 

イラストが多く、文字数も少ない中で、うまく本の内容が要約されているのです。この辺はプロの仕事だと思います。

小説はとかく題名を見ただけで中身が想像できないことに最近ちょっとイライラしていました。書店では帯やポップなどで、「こういう本です」とありますが、図書館はない。

なので、この本を読んで題名と中身が一致したので読みたい気持ちが湧きました。

 

そして、子どもでも十分読めます。読みたいところだけ読む方法もありですよ。

 

 

続々更新中の覚え違いタイトル集

覚え違いタイトル集は福井県立図書館のサイトで公開しています。

 

 

図書館のレファレンスサービスの事例もおすすめです。こういうことを図書館で聞いたら調べてくれるのか、と初めて知りました。

非常に興味深く読みました。

 

 

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