挑戦!200字で読書感想文~今野敏「任侠浴場」

読書感想文を気軽に書きたい

読書感想文は夏休みの一大イベント。子ども達も親御さまも神経すり減らして取り組む様子をたくさん見ます。

そもそも、夏休みの読書感想文は原稿用紙3枚、1200字。

これは、特別な作文です。毎日の宿題をする気持ちでできるものではありません。

ただ、毎日の宿題の中で少しずつ書く経験を積んでいれば、特別な読書感想文も書き方を分かっていればサクサク書けるようになります。

 

毎日書ける読書感想文を試してみることにしました。

 

おススメの読書感想文の書き方

岩下の読書感想文の書き方は3段階です。

  1. 本を選んだ理由
  2. 読み終わって心に浮かんでいる言葉
  3. 自分の体験

 

夏休みの読書感想文は、この3つの柱で原稿用紙3枚を書きます。

 

 

ですが、毎日の日記のような「軽い」作文の場合は、2番目の

  • 読み終わって心に浮かんでいる言葉

だけでも書けます。

 

今回は、原稿用紙半分の200字を目標に書いてみたいと思います。

 

200字の読書感想文

今回は、パソコン上なので、「文字数カウント」を使って、今何文字か分かるように書いてみます。

「銭湯は最高!気分転換必要!」
気分転換のことを阿岐本親分は「めりはり」と言っていました。
めりはり、私はできていないな~。そもそも「めりはり」という言葉を久々に聞いた気がする。
一日の終わりに銭湯に入ってナイター見てビール飲む。そんな生活をしていたから、ちょっと前の日本人はたくさん働けた、と。
休むって大切。私、休めていないな。生活にめりはりを。早く気兼ねなく銭湯に行ける日が来るといいな。

題名「めりはりを気にすることにする~任侠銭湯を読んで」

193文字

今野敏/「任侠銭湯」/中央公論社

 

かかった時間は約5分。

まだまだ書き足りないことがあるけど、自分が感じたことを書き留めておくのが目的なので、良しとします。

 

使って便利だったツール

200字目標だったので文字が数えられるツールとして文字数カウンターを使いました。

 

子どもの場合は、「何文字」というルールは難しいかもしれません。

ノートの半分とか、〇行とか、量をルールにする場合は見えるところを目安にするといいですね。

 

時間を決めるとダラダラしないで仕上がります。

子どもの場合は、最初に「〇分で書く」と自分で決めるといいです。親が決めてはダメです。

「どうする?今日は何分で書く?」

「そうだな~、今日は3分だな」

無理!

と思っても、子どもが決めたとおりに3分を目標にさせます。3分経っても書けなかったら、

「やめる?どうする?」

と聞けば、だいたいが、「続けて書く」と言います。嫌そうだったら、そこで終わりにしましょう。

作文として完成していなくても、日記レベルの気軽な作文なので、質より量です。

 

タイマーかストップウオッチはスマホのものを使いました。

時間を図るだけのタイマーがひとつあると他の教科にも使えます。

 

作文は量をこなすのが大切

親が見て、「この作文はおかしい部分がたくさんある」と思っても、子どもがよし、としたらそのままにしましょう。

そして、毎日のようにどんどん書くのが理想です。

量を書けるようになれば、自分の文章がおかしいことに気付くようになります。

量をこなしていない子は、意味がうまく伝わらなかったり、言葉の使い方がおかしな作文を書きます。

 

ですから、完成度は低くても、「おかしな」文章でも、たくさんの量を書きましょう。

今日一日では効果は出ません。一日一日を積み重ねて、1年後の読書感想文を書くとき、効果が表れる感じです。

 

歯を磨くように書くことが習慣となるのが理想ですが、できる範囲で定期的に書く環境が作れるといいですね。

 

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