気になるところが多かった今日の新聞
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
新聞は、1面から読みますか?
それとも、テレビ欄から読みますか?
それとも、新聞を取っていませんか?
生徒さんに聞いても、「新聞を取っていない」というお宅が増えました。
新聞の購読の良し悪しは置いておいて、
私は、後ろのテレビ欄から見ます(^^)
今日の新聞は、引っ掛かるところが多かったですよ。
※すべて朝日新聞2017年1月24日(火)より
1
38面「横綱稀勢全会一致」
元横綱審議委員・内館牧子さんの寄稿より
稀勢の里を長く応援していて、その頑張りをバスと飛行機で例えている。
会社員時代に聞いた「バスがだめなら飛行機があるさ」という上司の言葉に
内館真紀子さんは励まされた。稀勢の里も「飛行機」を見つけたと。
喜びを自分の体験を通して表現している。
やっぱり自分の体験を通して語るのは説得力が増す。
2
37面「動物施設の2人 なぜライオンにかまれた?」
ライオンのおりの中で体を洗っていたら、後方にいた男性が突然かまれ、
男性を助けようとした社長も襲われたとのこと。
「なぜ」と疑問形なのに、理由が深くない。
安全管理の調査とほかにも動物に関する事故が紹介され、
「なぜ」に迫れていない。
ライオンの習性から考えて、「身体を洗う」とか「後方に人がいること」はどうなのか?
読みながら、物足りなさを感じた。
3
33面「コンサート 赤ちゃん連れて」
小さい子を連れたママがコンサートを楽しめるのは理想。
それを企画して、実現した主催者に拍手!
料金の中から出演者への謝礼と
会場を手伝うママへも謝礼を出すそう。
行動力がすごい。
確かにコンサートはただでさえ、料金が高い。
自分たちで企画してコンサートを開く、
この行動力を見習いたい。
4
27面「はがき通信」
テレビ欄の読者の感想を掲載する欄なのだが、「テレビ欄」のはずが「ラジオ」の感想。
2件とも。
ラジオに注目が集まっている現象とも取れるし、
テレビ番組に寄せられた感想に「これ」というものがなかったとも取れる。
もしかしたら、良い感想を投稿すれば、採用の確率は高いかも。
いつもは、サーーーッと流して眺めることが多いのですが、
今日は、引っ掛かりましたね。
内館牧子さんの寄稿は、特に参考になりました。
喜びを表すのに、自分の経験をガッツリと入れ込むことで、
訴える文章にしている。さすがプロ。
この技を私たちも使いましょう。
作文には自分の経験を入れ込む。
そして、ライオンの記事は「なぜ」なのに理由が足りない。
原因がまだはっきりしない段階だったから、
新聞の立場としては、あいまいな表現にとどめる狙いもあったのでしょう。
もし、これが作文だったら、同じく物足りない。
「なぜ」ときたら
「なぜなら」ではっきり答える。
これで読者もスッキリします。
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