体験講座の様子

「受けたくない」という子ども

初めての子との体験講座は緊張しますが、子どもの方がもっと緊張しているはずです。その証拠に画面の向こうで

「いやだよ~、やりたくないよ~」

という声が聞こえてきます。

 

この日の生徒さんは、日頃から「作文」を書くことがとても大変だったと講座前、ママがメールで教えてくれました。

 

 

最初の質問「鉛筆見せてくれる?」

初めて画面越しに会うと予想通り嫌そうな表情。

まずは、「鉛筆を見せて」とお願いしました。

ポケモンの鉛筆でした。

ピカチュウは分かるけどその他は全然知らないので教えてもらいました。

 

「紙を見せて」

次に紙を見せるようお願いすると、用意していた縦書き用紙を見せてくれました。

同時に、黄色い飛行機も。

飛行機のおもちゃがお気に入りで、体験講座が始まる前までずっと遊んでいたようです。

 

「作文嫌だと思ってたでしょ?」

鎌をかけてみました。

こくんとうなずきます。

「そうだよね。嫌だよね。じゃあ、『作文嫌だな』から書いてみる?それともさっきの黄色い飛行機のこと書く?」

飛行機のことを書くことにしました。

 

 

書き出しは私が2種類出して

「どっちにする?」とたずねます。

選ぶと、「はい!すぐ書いて!すぐだよー!きれいな字より早く書かないと忘れちゃうからー!」

せかすようにどんどん書かせます。

「次は色のことを書く?そうか。じゃあ、『色は黄色です』って書いて。」

 

途中、座っているのが我慢できず、立ち上がって書いてみたり、大きさを比べるのに、近くのものを持ってきたりし始めました。

これは、緊張が解けてきた証拠です。

 

▼立ち上がって書いたり、物を持ってきている。画面から消えるのもまた楽しい

 

じっと座って書くだけがいいとは私は思っていません。身体を動かして、物を持って来て、というのは考えるためにとても有効な行動です。

「アクティブラーニング」は本来、「能動的な学び」を意味しますが、アクティブのもう一つの意味「※元気で,活気のあるさま。よく動き回るさま」を使って

「違う意味の新たなアクティブラーニング」と私は呼んでいます。

 

※Weblio辞書より

20分で完成!

題名も付けました。20分で書けちゃった!

「あのね、今、20分で題名まで書けたよ。」と伝えると

目をまん丸くしていました。

いつもは30分以上かかってしまうそうです。

「書てみてどうだった?」と聞くと

「楽しかったー!」

ニコニコして去っていきました。

▼20分で完成した作文を見せてくれました

 

たくさん話していてびっくり!

 

終わってからママとお話ししてみると、オンラインで思いがけずたくさん話していてびっくりしたそうです。

引っ込み思案なので心配していたけれど、楽しそうに書いていて良かったとおっしゃって頂きました。

 

 

作文嫌いでもお任せ下さい

 

子ども達は、初めてのことには警戒します。

大人も警戒したり心配しますが、子どもは特にです。本能的に身を守る手段だと私は考えています。

自分の気持ちを、作文を通して初めて会う他人(岩下)に伝えるのは警戒心を持つのは当然です。

だから「作文嫌でしょ?」と鎌をかけてみるのです。

子ども達は「作文を嫌い」、と書いてはいけないと思っています

でも、それが本心なんだから書いてもいいんだよと伝え続けています。

 

「作文なんて書くはずじゃなかったんだーー!!」

と号泣していた子が作文を書いて、スッキリして帰っていくのは、ひとりやふたりじゃありません。

 

だから、どんなに作文が嫌いな子でも、一緒に作文を書けます。

なぜなら、当教室は、自分の本当の気持ちを文字にすることが一番大切、という指導理念だからです。

 

今(2020年5月現在)は、子ども達は家族以外とほとんど話す機会がない状態です。話さないと脳に刺激が与えられず、ストレスが溜まってしまいます。

家族でも先生でも友達でもない、初めての作文の先生とお話ししながら書いてみませんか?

 

★☆体験講座はこちら→

体験講座を受けてみませんか?

sakubunn
作文って面白い!楽しい!と感じて頂ける40分間の体験講座です。
作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
コメント欄でお気軽にご要望をお寄せください。