【子ども達の様子】書くことって楽しいねと思えたかな?上尾市上平公民館にて
投稿日:2019年8月6日 | 最終更新日:2019年8月19日
強制連行された子ども達
応募者24名もいたうちで選ばれたのは10名。
親御さまは、とても喜んだと思います!でも子ども達は、いろいろでした。
講座室に入ってきたときの子ども達の悲壮感漂う顔ったら、ひどいものでした。
- お母さんが勝手に申込んだ
- 嫌だけど、嫌というと怒られるから来た
- 作文は苦手なのに・・・
中には、作文が得意な子もいましたが、半分以上が無理矢理参加させられた様子でした。
そんな中でも、強烈だったのが
講座室に入って、私が自己紹介で
「作文の先生です」と言ったときに
初めて、作文を書くと知ったという子。
講座室に入っても、どうして上平公民館に来たのか、何をするために来たのか、分からず、
私が自己紹介で「作文の先生です」と行って初めて
今から作文を書くということを知った、と最後に教えてくれました。
確かにこの子は、来たとき、すごく不安そうで、時間になるまで講座室に入りませんでした。
いやいや、だます方も酷ですね^_^;
「作文」と言ったら、子どもは嫌がるだろうから、親が黙って参加させる気持ちは分かります。
ですから、嫌がって来るだろうことは予想していたので、
ワタシの講座に来るこの中には、泣いている子もいる。「こんなはずじゃなかった!作文なんて書きたくない!絶対書かない!」と強烈に反抗する子がいる。だったら、その嫌な気持ちを書いてみて、と一緒に書く。終わったときどうなるかというと、「次も絶対来るから!」と泣いていたのがウソのように明るく帰って行く子がいる。
そんな話もしました。
目が大きくなりましたね、この時。
実際、過去に数人、このパターンの子がいました。
大丈夫。2時間みっちり書けました!
だまされて強制連行されたものの、自分が感じたことに向き合い、どんどん子ども達は書いていきました。
今、感じていることを書くので、正直にそのまま書くことができます。
子どもは、過去を振り返るのが苦手なので、今、感じていることを自覚して書いた方がうまくいきます。
今、ふくろに手を入れろと先生は言ったけど、入れたくない、ものすごく心配、ワクワクする、ドキドキする、などこれらは、ひとりひとり違った感覚なので、もちろん正解はありません。
ですから、自分が感じたままを書いていいのです。
書き始めると、すごい勢いで書いていきます。
作品が仕上がったあと、今日の感想を書いてもらう時間もありました。
さらに!
公民館のアンケートも!
この量は、普通、子ども達には多すぎる量です。それでも2時間みっちり書き続けました。
子ども達、頑張りました!
先の、「作文の先生と言われるまで何をやるか分からなかった」という子は、とても豊かな感性を持っていることが分かり、素敵な作文が仕上がりました。
「心に浮かんだ言葉を書くのは素敵ですね」
この様子を見ていた担当Nさんが、ご感想を寄せて下さいました。
講座が進むにつれて、子どもたちの こわばった顔が緩み、用紙にスラスラ書いていく姿を見ることができ、嬉しくなりました。
最後の感想文の時など、あっという間に書き上げてしまった子どもたち。感想文にも「楽しかった」「また来たい」というないようがたくさん書かれていて、感動しました。
心に浮かんだ言葉を書くことは本当に素敵なことですね。
先生に作文講座の講師をお願いして本当に良かったです。
担当のNさん、上平公民館の皆さん、ご参加下さった子どもたち、申込んでくださった親御さま
ありがとうございました。
この日の「ブツ」は・・・
そうそう。「見ないでさわって感じて書こう」の講座では、いつも面白い材料を用意するのですが、
今回は、初めての材料を使ってみました。
暑い夏だったので、冷たいもの。持って行くのに少し、心配でしたが、会場まで冷えていました。
ちょっと前に流行った、ジュースの中に入れる氷の代わりのものです。名前が分からない・・・
子どもたちは「100均で見たことある~!」と。
画像は、凍っていませんが、これらを凍らせて子どもたちにさわって貰いました。
上尾市の子どもたち、また、お会いできる日が来るのを楽しみにしています。
今度は、怖がらず、来て下さいね(^^)
上尾市は、広報誌でも子どもの作文を募集しているので、ぜひ応募にチャレンジしてみるといいですよ。
岩下作文教育研究所 岩下春江
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埼玉県川口市柳崎5丁目
川口市立在家小、前川小、鳩ヶ谷小、
青木中央小、戸塚小
さいたま市立大牧小、向小、芝原小
白岡市立篠津小、
開智小、埼大付属小等の
生徒さんが通っています。
修学旅行、卒業文集など
お子さんの言葉で
お子さんの気持ちが表れた作文の
お手伝いができます。
出張ご希望も承ります。
海外在住の方、遠方の方は
オンラインで受講しています。
お問い合わせのみでもお気軽にどうぞ(^^)
Tel 048-269-5131(平日9時~20時)
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作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
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