読書感想文は書き方を知ればサクサク書ける

投稿日:2017年1月8日 | 最終更新日:2021年8月3日

子どもの本音を言葉に変換!

感じて考えて書ける子に

岩下作文教室 岩下春江です。

 

久しぶりに書店でお金を払って本を購入

久しぶりに、本を買って1冊読み切りました。

普段は、「積読(つんどく)」^^;

または、図書館で借りてくる。

それも実用書が多い。

 

新聞の広告で目に留まった本をどうしても読んでみたくて、本当に久しぶりに本屋さんでお金を払って本を買いました。

 

本を買う時は私は普段、アマゾンか楽天です。

昔は本屋さんの特徴に合わせて何件もハシゴするのを楽しんでいました。

 

時代はどんどん変わっていきますね。

 

さて、本を読み切ったので、読書感想文を書くことにしてみました。

読書感想文は夏休みのお決まりの宿題。子ども達は、苦しんで書きます。

 

でも、書く手順があって、それに沿って書けば、サクサク書けてしまいます。

 

読書感想文を書く手順

単刀直入に。

①本を選んだわけ

②読み終わって心に浮かんだ言葉

③なぜその言葉が浮かんだか

④本に関係する自分の経験

⑤まとめ(読んだ後のことについて)

 

以上!

これだけです!

去年の夏休み(2016年夏)は、この方法で30人の子ども達の読書感想文を一緒に書きました。

 

岩下が書いた読書感想文

さて、岩下が読書感想文を書いてみました。赤い文字でちょっとした解説を入れました。

どうかな?

題名: 「優しい死神の飼い方」は本当に泣ける

題名は最後に付けた方が良い

まずは、①この本を選んだわけ

新聞を読んでいたら、広告欄にひときわ目に着く本の紹介があった。

「犬」

「終末期医療」

「作者が医者」

この3つの言葉がぐぐっと私の目に飛び込んできた。

「犬」は、私が今家族の一員として一緒に暮らしていて、ものすごく身近だ。

「終末期医療」これは、私が3年前手術をした時、いつか死ぬということをものすごく意識した。

それ以来、どういう最期を迎えるか、とても関心を持っている。

「作者が医者」ということは、実際の「死」に何度も立ち会ってきたわけで、その辺りの描写に、うそはないはず。

 

②次に、読み終わって心に浮かんだ言葉

読み終わって、予想外に泣けた。

③なぜその言葉が浮かんだか

新聞の広告にも、最後は意外なクライマックスで感動するようなことが書かれていたので、期待していた。なので、ある意味「予想通りに」泣けたのだが。

しかし、読むうちに「クライマックスで感動」ということは忘れていた。

少し子どもじみた表現が気持ちの深入りを制したからだ。

シュークリームを「しゅーくりーむ」と書いて、犬と死神の視点は違うということを示していた。わざとコミカルな雰囲気を出すように感じられたから。

でもそれが、読みやすさ、親しみやすさにつながっていたことは間違いない。

そんなわざとらしさを感じつつ、ストーリーは面白く、どんどん読めた。

久しぶりに、「次はどんな展開になるのか」と楽しみになっていった。

 

そして、とうとう最後の章にたどりついた。ある意味分かりやすく単純な展開だったが、

最後の感動的なシーンは涙がこぼれた。私はひねくれているが、感動したことは間違いない。

単純で、分かりやすいストーリー展開なのに、感動してしまった。

それは、嘘がなかったからだろう。

ひとの最期の表現は、難しい。それが明るく希望に満ちている。

それこそが、作者の本業が医者であることの意味であり、死というものを私よりずっと身近に感じ、知って、体験しているからこそ書けたのだ。

 

だから、感動して泣けた。

④本に関係する自分の経験

私自身、これから明らかに死に向かっていく。親の看取りということもあるだろう。

そしてもっと近い将来、家族の一員である犬の最期を看取ることになる。

犬は、10年一緒に過ごせたら万々歳だ、いうことを覚悟して飼い始めた

だから、今一緒に暮らしている犬は、いつ死んでもおかしくない。

その時を自分が後悔しないように迎えられるか、

犬に精一杯楽しい生活を送らせてあげることができるか、

そんなことを考える。

⑤まとめ(読んだ後のことについて)

これからどうしたいか、何を考えるか、お勧めするのかなど

この本は、ストーリー自体を楽しむこともできるし、「死」を考えるきっかけにもなる。

それも、重い雰囲気でなく、明るく楽しく希望を持って「死」について考えられる。

久しぶりに読みごたえがある本を読めた。

 

 

以上1,100字くらいです。

原稿用紙で言うと、3枚目後半というところでしょうか。

かなりひねくれた人間の読書感想文になってしまいました^^;

でも、①~④の内容に沿って書きました。

 

ストーリーがほぼ皆無、ということにお気付きですか?

考えてみると、最近の本の広告は、読者の感想のみで構成されているものが多く、ストーリーは感想から推測する形ですよね。

 

ですから、今回は、これで完成!ということにします(^^)

 

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今回読んだ本はこちら。

 

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