お子さんは自分で自分をほめられますか?

投稿日:2019年2月12日 | 最終更新日:2021年2月6日

岩下家で経験した受験

大学受験、高校受験、中学受験、小学校受験・・・・・

今の季節、受験に取り組んでいるご家庭が多いと思います。

例外なく、我が家も昨年は大学受験で
本人ばかりでなく、親も精神的にピリピリしていました。




その前の高校受験は、私立単願で埼玉独特の【確約】をもらっていたため
合格が約束された受験だったけれど

それでも、受験は心身共にへとへとになりました。


受験で経験した自分をアピールすることの必要性

岩下家では、高校受験の時、あまりにも情報が少ないのを不安に思い、合同説明会5回と学校訪問  校に行きました。

(岩下家の高校受験体験記はこちら→)

私立単願を選択しましたが、「受かる」と分かっていても、ちゃんと試験があり、願書と一緒に提出する「志望理由書」と、面接 のふたつの試験がありました。


この「志望理由書」がくせものでした。


「志望理由書」にはどうしてこの学校を選んだか、を学校の「売り」の教育方針をふまえて書いていきます。

同時に、「私は、こんなにすごいんだから、御校で取らなかったら損するよ」

という自己アピールも加えて書いていくのです。


簡単なようでいて、結構難しい課題でした。



昨年の大学受験は、小論文を経験しました。

お題は当日発表ですから、その場でお題と自己アピールを組み合わせて決められた時間で仕上げなければなりません。


過去問を見ると

お題は、志望学部にかかわることで、やはり、

どうしてこの大学のこの学部で学びたいか



自分はこんなにすごいこと考えてるし、
やろうとしているから御校に入れないと損するよ

とアピールすることが必要でした。


自己アピールと言っても嫌みになってはいけないし、かといって

控えめに書いていたら、合格への道が閉ざされる

そんな印象を受けました。

仕事をするなら自己アピールをしなければやっていかれない

受験を終えた子ども達が、次に迎える壁は就職活動でしょう。

就職こそ、自己アピールが必要ではないでしょうか?

私自身、作文を教えたり、音楽を教えたりする仕事をしていますが
お客さまに来て頂くには


私のところは、こんなにいいところだよ!だから来てね!


と発信していかなければいけません。
私の仕事は世の中の役に立つと思っているから
この仕事をしているので、なんら引け目を感じることはないのですが、

やはり、世の中にはまだ、「自分を売りこむなんて恥ずかしい」
という考えがあるので、時に迷うことがあるのも事実です。



でも、ビジネスで成功している先輩方を見ていると
こうした自己アピールをきちんと自然にやっているので、
先輩を追いかけよう
という気持ちで発信を続けています。

自分をほめた経験がない子ども達

しかし、子ども達を見ていると、自分をほめられない子が多くいます。

当然といえば当然で、例えば

「私ってこんなとこがすごいんだよ!」という話をしたら

友だちとして付き合ってもらえません。

自分が学校という社会の中で生き延びるために、自分をどう守るか

常にアンテナを張っているのです。

そのひとつが、自己アピールはしないということです。



子どもはまだ未熟な生物なので、自分を守るための行動をとる
というのは、本能に従っているので仕方ない部分もあります。


しかし、学校やお子さんによって、
自己アピールはできているよ、という状況もあるでしょう。

できる場合はまったく問題ありません。


問題は、できない場合で、少しずつ経験を積ませてあげるべきだと考えます。

自己肯定感を高める経験をさせよう


「自分のここがすごい!」


これが言えるということは自己肯定感が高い、ということです。


自己肯定感が高い子は失敗することを恐れず、新しい世界にも果敢に挑戦してきます。
ある意味、失敗してもだだじゃ起きない。
必ず、学んで次に進む。

そして、精神的に安定しています。


今の世の中で生きのびやすく、求められる人種が、

自己肯定感が高い人間

ではないでしょうか?



私自身も、人生の半分以上、自己肯定感が低い人間でした。

何をやっても私はダメな人間だ、と自分を認められない。


その気持ちからくる弊害の多いことといったら。


私の数々の失敗は自己肯定感が低いことにあったと言えます。


ですから、子ども達には自分は自分でいいんだよ。

あなたのすごいところとか、いいところはどんなこと?

と作文の講座で聞いています。




1回の講座で自己肯定感が上がるとは言えないけれど、子ども達が自分を認めるきっかけになることを願って「自分ほめほめ作文」を書いてもらっています。


岩下作文教育研究所  岩下春江

埼玉県川口市柳崎5丁目
(ヨークマート柳崎店徒歩2分)

川口市立在家小、前川小、鳩ヶ谷小、
青木中央小
さいたま市立大牧小、向小、芝原小
白岡市立篠津小、
開智小、埼大付属小等の
生徒さんが通っています。

修学旅行、卒業文集など
お子さんの言葉で
お子さんの気持ちが表れた作文の
お手伝いができます。

出張ご希望も承ります。

海外在住の方、遠方の方は
オンライン講座で受講しています。

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Tel 048-269-5131(平日9時~20時)

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