子どもは「今」を生きる動物。過去は苦手
投稿日:2018年10月11日 | 最終更新日:2018年10月16日
「いつのことですか?」と聞いても子どもによっていろいろ
例えば、過去の行事の話をする時
「社会科見学に行ったのはいつ?」
と聞いて、お子さんはすぐに答えられますか?
答えられる子もいれば、「いつのことだっけ?」と考え込む子もいます。
私が会った子ども達は、いつだったか答えられない子の方が多いです。
また、「1週間くらい前」と答えたとしても、実際、1ヶ月前だったり、2,3日前だったりと
子どもによって、時間の感覚が全く違うことはよくあります。
間違いではありませんし、困った問題でもありません
「いつだった?」と聞いてすぐに答えられないことで、心配になる方もいらっしゃると思います。
「1週間くらい前」が1ヶ月前のことを指していたとしても、やっぱり心配になるでしょう。
でも、たいして心配する問題でもないです。
多くの子どもにみられる特長が原因だからです。
過去を振り返るのはとっても苦手
原因は、子どもは「今」を生きる動物だから、過去を振り返ることが苦手なのです。
1日の出来事を書く日記でさえ、大変なこともありませんか?
でも、それは、子どもならではの現象だと私は感じています。
子どもは今を生きている動物だからです。
小さい頃ほどその特長が顕著に表れています。
赤ちゃん時代は、飲むか出す。寝るか泣く。過去も未来もありません。
今、しかありません。
幼稚園時代に、遊び疲れてその場で寝てしまうというような経験、ありませんでしたか?
遊んだ後はご飯を食べてお風呂に入らなくちゃいけないから、疲れるまで遊ぶなんてありえないのに。。。と心配する親の横で、限界まで遊び尽くす。
「今」を存分に生きている証拠ではないでしょうか?
ちなみにうちの子は、夕方5時を過ぎても遊ぶと言い張り、ダメと言ったら玄関で泣き続け、そのままいびきをかいて寝ていた・・・という伝説があります。
こんなお困りも「今」を生きる子どもならではの悩み
宿題をしないとか、練習をしない、ゲームばかりしているなど困ることありませんか?
宿題や練習の内容がイヤだ、ということは置いておいて、時間をコントロールするということが難しいのです。
解決策として、時間を「見える化」するということを実践している人もいらっしゃいます。
一番やりたいことは「ドラマを見ること」だとして、その時間をどこに配置し、それ以外のやるべきことをどの時間でやるか、紙に書き出す方法があります。
時間を表す練習もいいですよ
「社会科見学に行ったのはいつ?」
と聞いて、〇月〇日と答えることを目指しているわけではありません。
「だいたい1週間くらい前」とか、「〇月の始め」というおおよその時期を答えられたら伝わりやすいですよね。
そんな言葉を引き出せるように、たまに聞いてみるといいですよね。
「分かんない」と言ったら
「だいたいどのくらい前?」
「・・・・・」
多分、答えられないことが多いです。
「1年生の頃?昨日?暑い頃?この前の晴れてる日?」
など、私の場合は色々な時期の選択肢をあげてみます。
子どもは「今」を生きています。それは悪いことでもなんでもなくて、
「今」を精一杯生きるから子どもなのかもしれません。
岩下作文教育研究所 岩下春江
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