子どもってやっぱり本当のことを言える場所がないんです

子どもの本音を言葉に変換!

感じて考えて書ける子に

岩下作文教育研究所 岩下春江です。

数年たって実態を知ってびっくり!

我が子は現在高3です。高3になって

いままでの自分の過去を話すことが時々あります。

中学時代は荒れているな、と感じることはあったけれど

それがどうしてなのか、本人は言わないし、

聞いたところでケンカになるし

 

 

結果的に見守った、ということになってしまいました。

その時のことを今、普通に話してくれる時があります。

我が子曰く

 

 

 

「ぼっちだったんだよね」

 

 

 

 

分かります?

「ぼっち」というのは「ひとりぼっち」の略です。

まったく友達がいなかったというのです!

これには、さすがに驚きました。

辛くなかったの?と聞くと

「つるむのもいやだし、だったら休み時間ひとりでいればいいと思ってた」

 

 

部活やクラスでいじめに遭っていたというではありませんか!

自分に悪いところはなかったから、

休んだら負けだと思って学校に行っていたそうです。

 

ひたすら自分の本心を隠して「ぼっち」でいることで

学校生活の中で自分の身を守っていたのです。

 

生徒さんも!

 

生徒さんのママとのメールでこんな状況を教えて頂きました。

ママから掲載の許可を頂いたので紹介します。

小学生の女の子の話です。

学校で自分を出せていないところがありまして
休み時間一人でいたのかな
思う節が多々あります。

 

お友達に対しても
積極的な時と、どうしたらいいのか分からないのか

休み時間本を読んでたというときがあります。

学校に行きたくないということもあり
面倒だからなど言います。

 

 

休み時間にひとりでいるという状態は、親にとって心配です。

おまけに、学校に行きたくないと言われたら

もっと心配になります。

 

その原因の多分ひとつが、学校で自分を出せていないこと。

 

自分を出せないとはどんな状況か?

集団の中で自分を出さない、出せないというのはどういう時ですか?

 

 

私だったら、何か言ったら反対されるとか

考えが合わないとか

自分を出すことで、

危険な目にあうぞ!と感じたときです。

 

安全が保障されない時です。

 

 

子どもも同じです。いや、もっと切実です。

 

今いる場所、例えば学校で

「この場所は安全かな?」というアンテナを

常に張って調べています。

 

子どもの安全アンテナは大変精度がいいので

まず、間違いはありません。

 

 

少しでも危険を察知すると

「ここは危険地帯!自分を出しちゃダメ!」

という信号が出るようになっています。

 

なぜ子どもは危険地帯で自分を出さないか?

 

危険地帯で自分をさらけ出せば、生きていかれません。

死んでしまいます。

特に、子どもは生存本能が強いですから、

「生き抜く」ということが第一です。

 

例えば、ウミガメが孵化して、浜辺から頑張って歩いて

やっと海で泳ぎ始めますけど

その時は、たくさんの子がいますよね。

 

浜辺から海に向かって歩く映像は、

1匹や2匹でなく、わんさかいます。

その中で大人になれるのは何匹か知っていますか?

 

 

 

 

 

 

5,000匹のうち1匹ですって!

 

 

 

 

 

ウミガメの子どもは 1/5,000になれるように

必死で生きるんですよね。

 

ウミガメだけでなく生物の子どもの本能は、

「生き抜く」ことです。

人間も例外ではありません。

 

人間の子どもは学校の中で

「はぶかれたら」生きていかれないので

「ぼっち」になって、自分の身を守っている

と私は考えています。

 

安全な場所は何でも言える自分の居場所

 

先述のママのメールの続きにこんな報告も付け加えられていました。

 

先日は行きに車の中で「作文教室って何回あるの?」と聞いてきました。

「6回だよ」と言うと

「ふーん」と答えたのでどうしたのかと慌てたら

 

「もっと続けたい6回じゃ少ない」と言っておりました(*^^*)

 

作文教室初日の帰り道でも

 

「なんでも言っていいんだって!!自分の居場所見つけた!」

 

興奮ぎみで言っていたくらいなので作文教室は大好きなようです。

 

彼女は小学生カンゼン克服作文講座を受講しているので、1クールが6回です。

 

何回なの?と聞かれたら

(もしかしたら、作文に通うのが嫌ないんじゃないか・・・)

と心配になりますよね^^;

それが、もっと続けたいと言ってもらえたので、

ママもホッとしただろうし、

もちろん私もホッとしました~\(^o^)/

 

 

そして彼女の言葉がある意味

今の子ども達の状況を表していると感じました。

 

 

>「なんでも言っていいんだって!!自分の居場所見つけた!

 

ということは、今現在、彼女が置かれている場所は、

なんでも言える場所ではなくて

自分の居場所ではないということです。

 

悲しいですが、それが今の日本の教育の現状です。

 

彼女だけじゃない自分を出さない子ども達

授業中は、発言することが良い

と先生は子ども達に教えます。

ですから、子ども達も何とか

先生の期待にこたえようとします。

 

 

そんな頑張った子が

発言したら殴られたという話を聞きました。

 

それ以来、その子は自分を出さなくなったそうです。

先生の期待にこたえようと頑張ったのに、殴られたなんて

そんなショックなことはありません。

 

 

自分の身を守るために、心を閉ざすのは当然です。

 

 

この子だけじゃありません。

 

「きっとこんなこと書いたらおこられるんだよな~」

と言った子がいたので

「どうして?」としつこく聞きました。

すぐには答えなかったのです。

あまりにもショックな出来事は話せないものです。

 

でも、この子にとって、書けない理由を話させることは

次へ進む一歩になるはずだから

少しずつ、やさしく聞き出しました。

 

「作文には、思ったことを何でも書きなさいと言われたから何でも書いたら

クラスの大問題に発展してしまって書くんじゃなかった、後悔した。

だから、作文を書く時は先生が怒らないこと、問題にならないことを書くんだ

 

と話してくれました。

 

もしお子さんが「自分を出せていない」と悩んでいたら

学校でひとりぼっちでいるんじゃないか、とか

うちの子は自分を出せていない感じがする、とか

もし悩んでいるのなら、お子さんは今、自分の身を守っている状態だ

と理解してあげましょう。

ほかにも、色々な原因があるでしょうが

 

死なないために

大人になるために

生き抜くために

今、必死で頑張っている

 

そんな状態なんだと、想像してみて下さい。

 

そして、どうすればいいかと言われたら、私の元に

来て下さっているママ達の姿が参考になります。

 

ママ達は、自分の子がどうやったら、自分らしく

生き生きとしていられるのか常に探し続けています。

 

今、自分の子はどんな状況なのか、よく観察し、

すぐには口を出さずに一歩引いて見守っています。

 

そして、ここぞという場所を見つけたら

即行動する、

それが、うちに来て下さるママ達の姿です。

 

 

子ども達の居場所が見つかるように、応援しています!

私も、子どもが何でも言っていい場所を

いつでも提供できるよう

精進していかないと!

 

 

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