子どもの感性はすごい~子どもの作品より~
投稿日:2016年12月7日 | 最終更新日:2022年5月8日
子どもの本音を言葉に変換!
感じて考えて書ける子に
岩下作文教室 岩下春江です。
先日は、ピアノを見て文章を書く、という課題をしました。
子どもって詩人だな~
すごいな~という言葉が出てきました。
ピアノをひくと 心のなやみが けずれていく。
つばさをとじたら、音もとじた。
まるで、自分の人生をとじたみたいだ。
かわいそうだけど。
どうですか?
すごいと思いませんか?
私、感動しました!
「つばさ」というのは、グランドピアノの蓋のことだそうです。
この日は、調律後だったので、
蓋が空いていて、中まで見てもらいました。
蓋を開けた時の音と、締めた時の音が違うかどうかも聞いてもらいました。
その時感じた音の違いが言葉になりました。
この文章を書いた子に、どんな経験があったか分かりませんが、
自然に出てきた言葉でした。
多分、「自分の人生を閉じる」という経験はないはず。
でも、なんだか言葉を知っている。
そして、使ってみる。
というより、自分の中から湧き出てきた。
それを言葉にした。
私は、この「自然に自分の中から湧き出す」流れが
まず最初にあるべきだと感じています。
今日のニュースでは、「読解力の順位が下がった」と話題になっていますが、
まずは、自分の中の思いに気付いて、
それを出せるかどうか、
思いは人間誰にでもあります。
大人も子どもも。
子どもだから、何も思わない、感じないということはありません。
子どもだから、思うことが少ないとか、浅い、ということもありません。
まずは、自分の思いを出す。
出すためには、出せる環境が必要です。
もし、私が、書いたものに対して、
「それ違うよね」とか
「本当にそんなこと思ったの?うそでしょ」
なんて言葉を掛けたら、
絶対に、何も言ってくれません。
子どもの本音を言葉に変換するには
子どもが安心して何でも言える環境も必要なのです。
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