原稿用紙1枚も埋まらなかったのに3枚書けるようになった小学5年生

子どもの本音を言葉に変換!

感じて考えて書ける子に

岩下作文教育研究所 岩下春江です。

 

講座名をこっそり変えて

マンツーマン講座をパワーアップさせました。

小学生カンゼン克服作文講座

 

この度、基礎講座を修了した小学5年生の生徒さん。

最後の回の課題が郵送され、添削して返送しました。

 

▼原稿用紙に清書し、アドバイスも入れます

作文 小学生

 

▼「ラブレター」つきで返信します(^^)

 

この生徒さんは、全6回すべて

課題を郵送で送ってくれました。

1回も忘れずにです!

 

ちゃんと「行」に直している。 裏の差出人も慣れてきたのが分かる。

なかなか自分の中の思いを引き出すのが

難しかったんですが、あきらめずに頑張りました!

 

泣いてないだろうか?

心配になったこともあります。

 

何と言っても、追求が厳しいからです。

どうしてそう思うのか、とことん聞きます。

 

そして迎えた最終回。

最終回はどのコースも自分をほめる作文を書きます。

 

自分をほめる作文は、とても大切です。

なぜなら、自己肯定感が低い小学生が多いからです。

 

できる範囲で自分を客観的に見て、

自分はこの世に生まれた価値がある、と

自覚することが子どもたちにとって非常に大切です。

 

最終回の課題は量が多く、「できたらでいいよ」

の断りを入れて郵送したのですが

 

全部書いてきました!

 

原稿用紙3枚分!!!

 

でもこの生徒さん、実は、

最初、原稿用紙1枚の400字も埋まりませんでした。

 

6回の受講で1枚以下が3枚に!

本当に頑張りました。

 

文字を見るとどんな様子か分かります。

いつもは、悩んでどうしたらいいか困っている

感じでしたが

今回は、筆がのってどんどん書けている!

と伝わってきました。

 

了承を頂きましたので紹介します。

題名  「〇○(自分の名前)の特長文」

 

ぼくは、歴史が好きな人間です。とくに、戦国時代の真田幸村が好きです。

なぜなら、昨年の大河ドラマの「真田丸」の中で真田幸村が一番かっこよかったからです。

なぜかっこよかったかというと、大阪冬の陣で退却している真田軍の前で

「われこそは、真田左衛門佐幸村」

と言ったところです。

思い出す場面は、ひとりで家康の陣に行ったところです。

大坂夏の陣で真田幸村が、家康の首をとりに一人で行きました。だけど徳川秀忠の鉄ぽう隊にうたれて家康の首をとれないまま力つきた幸村は安居神社で自刃しました。

映画も見ました。「真田十勇士」という映画です。

なぜ映画を見ようと思ったかというと十勇士のことを知らなかったので、きょう味があったからです。 映画を見てぼくは、悲しい話だと思いました。

なぜなら十勇士の中でも五人戦死しているからです。

ぼくは歴史を知ることはおもしろいと思います。なぜなら、どんな人がどんなことをして名を残していったのかがよく分かるからです。

歴史のほかにも音楽が好きです。音楽ではリコーダーが好きです。去年の音楽会で「もののけ姫」をえんそうしました。多分まちがえずにえんそうできたと思います。

なぜリコーダーが好きかというとリコーダーの音が好きだからです。

自分のとくちょうとしては、おとなしいと思います。「おとなしい」と言われるのは別に気になりません。おとなしくしていると静かなので先生にほめられたりすることがたまにあるからです。

体育では水泳とか走ることが苦手ですが空手は好きです。

なぜなら水泳は息つぎができなくて苦手です。走ることは足がおそくて持久力がないので苦手です。

でも空手は体幹と安定感が大切なので苦手ではありません。ぼくはどちらかというと上半身のほうが強いです。空手の先生に

「下半身が七十才」

と言われました。それでいま下半身をきたえるトレーニングをしています。空手の何が好きかというと形です。形はかっこいいからです。

最初から読んでぼくはけっこう特長があったなあと思いました。文を書いているときは一つの特長しか頭に入ってなかったのですが、最初から読むとすべての特長が頭に入ってきたのでそう思いました。

(905文字)

最後の3行のまとめは、「全部読んでから書くこと」

と指定しました。

「一つの特長しか頭に入ってなかった」というのは、

歴史のこと、音楽のこと、空手のこと

それぞれを集中して書いた、ということです。

 

正直、きれいな表現になっていないところがあるけれど、

直すと、この子らしさがなくなると思ったので

直していません。

 

言葉をうまく使えるようになるテクニックを

教えているのではなく

 

何を言いたいか、自分はどんなことを感じているのか

それを言葉にするのが一番だ

という指導方針だからです。

 

この生徒さんにとって、今の段階で最高のできばえです!

 

近日中に修了証書を送ります。

楽しみに待っていてくださいね(^^)

 

小学生カンゼン克服作文講座

 

——————————————-
岩下作文教育研究所

埼玉県川口市柳崎5丁目
(ヨークマート柳崎店徒歩2分)

川口市立在家小、前川小
さいたま市立大牧小、向小、芝原小
ルーテル小、埼大付属小等の
生徒さんが通っています。

夏休み作文カンペキ!講座では
川口市、さいたま市大宮、与野
草加市、越谷市、松伏町
東京都北区、板橋区、八王子市
などからもお越し頂いています。

埼玉高速鉄道SRカルチャー
さいたま市西堀、松伏町等
出張しております。

遠方の方はでんわ講座を
ご受講頂いています。

Tel 048-269-5131(平日9時~20時)

 

 

体験講座を受けてみませんか?

sakubunn
作文って面白い!楽しい!と感じて頂ける40分間の体験講座です。
作文を書きたくない、強い苦手意識がある場合は、話を聞くだけの内容があります。
「作文が苦手だけど楽しく書けるようになりたい」など
コメント欄でお気軽にご要望をお寄せください。